『天性の企業家、天性のリーダー』(エグゼクティブブックサマリー)
『天性の企業家、天性のリーダー』
遺伝子はワークライフにどのような影響を与えているか
スコット・シェーン著
【この要約書で学べる事とは?】
①遺伝子とはいったい何なのか?
②遺伝子はどのように仕事上の行動に影響するのか?
③自分の遺伝子データを知ることで分かることとは?
【3分間で理解する「本書の要点」】
◆遺伝子は自分の体の細胞の構成に指示を与えている。
◆遺伝的特徴は、身長、目の色、体型、知能だけでなくそれ以上のものに影響を与えている。
◆個人の性格の50%から60%は遺伝子によって決まる。
◆遺伝子は直接行動を引き起こすのではなく、行動に影響を与えている。
◆この証明された科学的真実はほとんど報告されていないため、ほとんどの人は知らない。
◆遺伝子と成功は関連性があるという考えは、努力によって人は成功するという通説に矛盾している。
◆異なる人種や民族性を持つ人々の業務上の成績には、遺伝的要素が原因で生まれた違いはほとんどないことが科学によって分かっている。
◆個人の性格特性を支配する単一の遺伝子はない。複数の遺伝子の組み合わせが関わっている。
◆将来、応募者のDNA データに基づいて採用を行う企業が出てくる可能性がある。
◆自分の遺伝子データを学ぶことで自分自身を理解する貴重なきっかけを得ることが出来る。
2世タレント、2世議員、などなど、先代の職業や技術を受け継いている人は沢山います。
歌舞伎をみれば、次の世代の男子でなければそれを引き継げないといった特殊な世界もあり、その血が才能を引き継ぐというケースがあることは、確かに間違いのないことでしょう。
本書に触れ、客観的にも理解を深めていただき、是非、ご自身の血筋について一度考察されてみることをおすすめします。
きっと、自分自身がこの世界でどのように生きるべきかということの示唆にもなることでしょう。
また、家系は別としても裸一貫で財を成すすぐれた経営者もいますし、逆に俗説として「会社は2代目3代目がつぶす」という話もあって、実際には、そうである面、また全く該当しないという面もあり、そう考えてみると、ここに書かれていることのすべてが当てはまるわけではないことは十分に理解できます。
しかしながら、数値化されたものは、何らかの選択肢におけるよきバロメーターとして活用可能ですし、さまざまな分析の結果としてここに書かれている説は、一つの参考として読むにはとても興味深いものがあるのではないでしょうか。