『連邦準備銀行は消えるべきである』(エグゼクティブブックサマリー)
ロン・ポール著
【この要約書で学べることとは?】
①米連邦準備銀行が作られた理由に対する、自由主義者のリーダーであるロン・ポールの見解
②連邦準備銀行はどのようにして銀行、大手企業、政府に恩恵を与えているか
③連邦準備銀行はいかにして米社会と米経済の未来を破壊するか
④連邦準備銀行終焉の弁護論が未だかつて無い程強い理由
【3分間で理解する「本書の要点」】
◆米連邦準備銀行は、無制限に貨幣を増やすことが出来る。それによって、合法的な偽造行為が行われている。
◆連邦準備銀行は金利を操作し、倒産しかけた銀行を救済し、政府に戦争や緊急経済対策、給付金制度にお金を使う権利をすべて委任している。
◆合衆国建国の父の多くは、政府に紙幣発行を任せることは独裁政治に繋がると考えていた。
◆米国は、課税や節約をすることなく、戦争や外交問題に参加している。
◆銀行は、自分達の行いの結果として「倫理の欠如」にぶつかることがないため、危険なビジネスに手を出す。
◆政治家は、支払方法を心配していないため、給付金制度の制定を約束する。
◆生産性や売買から生まれたわけではないお金を生み出し、使うことは不道徳的なことである。
◆政府がセーフティネットとして活躍すればするほど、米国人が享受する自由は小さくなる。
◆金または銀で裏付けされていない貨幣は、違憲である。
◆米国の貨幣市場と金融市場は社会主義化されている。
<本書の推薦>
「連邦準備銀行」とは私達日本人にはあまり馴染みのない言葉です。
サブプライム問題を発端とした世界同時株安の時に、緊急利下げを行いアメリカを救った程度のことくらいで、本当に名前くらいは知っている程度のものだと思います。
簡単にいえば、アメリカの中央銀行のような組織で、日本で言うところの日本銀行に相当するのですが、実際には本体だけが首都にあって機能しているのではなく、12の支店から構成されている銀行です。
ともあれ、アメリカ経済はおろか、世界の経済にまで広く影響を与える連邦準備銀行とはどういった存在なのでしょうか?
この書では、この連邦準備銀行の存在そのものに否定的な意見をもって言及をしていますが、それはなぜなのでしょうか?
どうやら、それは約230年のアメリカの歴史の中にそのヒントが有るようです。
そうしたアメリカの歴史を踏まえ、なぜ連邦準備銀行という組織が誕生し、アメリカの経済に大きな影響を与えていったのか?
そして歴史のなかでどういった役割をしていったのか?
本書「連邦準備銀行は消えるべきである」では、そんなトピックについて深く言及しています。
そして今後アメリカ経済が現在以上に発展するためには、いったいどのような施策をとっていかねばならないのか?
テキサス州選出の連邦下院議員の著者がそのウラ話と独自の経済政策についてわかりやすく解説しています。
大不況時代の参考図書といえる1冊ではないでしょうか。
日本未翻訳のビジネス洋書が読める!!
エグゼクティブブックサマリーがIT総合情報ポータル「ITmediaエグゼクティブ」に掲載されております。ぜひ、ご覧下さい!!
エグゼクティブブックサマリーがダイヤモンド・オンラインに掲載されております。ぜひ、ご覧下さい!!
⇒ 『先読み!人気のビジネス洋書』
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。明日もお待ちしております☆