『なぜCEOは失敗するのか』(エグゼクティブブックサマリー)
『なぜCEOは失敗するのか』
~トップに登りつめる道をふさぐ11の性格傾向と、それらをコントロールする方法~
デビットL・ドトリック、ピーターC・カイロ著
【著者紹介】
デビットL・ドトリック博士とピーターC・カイロ博士は、管理者向けコーチであり、CDRインターナショナル社の共同経営者です。ドトリックは、以前2社の取締役副社長を務めていました。カイロは、コロンビア大学経営学大学院の教授です。2人の共著書には「Action Coaching」、「Unnatural Leadership」があります。
【この要約書で学べることとは?】
①キャリアを狂わせる11の性格傾向
②そのような自分の中の弱点を突き止める方法
③そのような性格特性に打ち勝つ方法
【3分間で理解する「本書の要点」】
◆CEOは熱意や才能が欠けているから失敗するのではない。横柄、奇抜、荒い気性など、11個の自滅的な性格を1つ以上持っているため失敗する。
◆その他の自滅的性格には過度に用心深い性格、疑り深い性格、冷淡な性格、やんちゃな性格、完璧主義な性格、静かに抵抗する性格、メロドラマ的性格、過剰に人を喜ばせる性格がある。
◆横柄なCEO(アル・ダンラップ、ジェフリー・スキリング)は、自分が常に正しいと思っている。
◆メロドラマ的CEO(ビベンディ・ユニバーサル社のジャン=マリー・メシエ)は、注目の的になろうとする。気性の激しいCEO(オラクル社のラリー・エリソン)は、突然感情を爆発させる。
◆過度に用心深いCEO(モトローラ社のクリス・ガルビン)は、分析ばかりして決断しない。
◆疑り深いCEO(リチャード・ニクソン元大統領)は、疑心暗鬼に陥りやすい。
◆冷淡なCEO(ゼロックス社のリック・トーマン)は、組織から切り離されている。
◆やんちゃなCEO(ビル・クリントン)は、ルールは自分には適用されないと考えている。完璧主義のCEOは詳細にこだわり、全体図が見えなくなる。
◆静かに抵抗するCEOは言行不一致になり、過剰に人を喜ばせたいCEOはプロ意識よりも人気を優先する。
「形あるものはいつかは壊れる」ということわざがありますが、これは企業、プロジェクト、また自分自身のポジションなどにも相当します。
とはいうものの、とくに企業のトップに存在する人にとっては、いつかは「壊れる」物であったとしても、それをどれだけ長く維持することができるかということも問われていると思います。
組織の中では、人間関係が一番大切なことであり、どのように付き合っていくか?ということが常に課題となっています。
確かに組織のトップとして人を従えていくのですから、それだけの統率力やリーダーシップを発揮していかねばなりません。
ともすれそれが部下からどのようにとらえられるのかということも問題の一つでしょう。
多くのメディアでも時折伝えられますが、世の中でも広くリーダーと呼ばれる人がいきなり失脚してしまうことがあります。
それはどうしてなのでしょうか?
もちろん、そうではなく長い間誰からも尊敬され社会貢献をされている方もいます。
その違いはどこから来るのでしょうか?
本書においては、そうしたトップに位置する人の性格を11の傾向にとらえ、その中で自滅する要素とはどんなものがあるのか?
そして、それらをうまくコントロールする方法にはどういったものがあるのかをうまく解説しています。
どんな人もうまくいっている時はそうした性格は出ずとも、歯車が少しでも狂いだすとそうしたものが如実に出る可能性があります。
では具体的にどんな性格なのかそれをここで分析して、自分がどれに当てはまるのかをチェックしてみるのもよいかもしれません。
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