『中間管理職の真実』(エグゼクティブブックサマリー)
~中間管理者とはどのような人間で、どのように働いていて、なぜ重要なのか~
ポール・オスターマン著
◆著者紹介◆ ポール・オスターマンは、MITスローン経営学大学院で人材育成とマネジメントを教えています。International Labor Review 誌の共同編集者を務めており、数多くの被雇用者関連委員会の会員を務めて来ました。数多くの講演を行っており、9冊の著書があります。
【この要約書で学べることとは?】
①中間管理者がディレイアリングを行う企業に適応する方法
②中間管理者が新しい出世階段を上る(あるいは上らない)方法
③現代の中間管理者が忠誠心を持つ対象
【3分間で理解する「本書の要点」】
◆CEOは会社のビジョンを設定する一方で、中間管理者はそのビジョンを実現する
◆中間管理者の地位は高まっており、1980年に比べると割合も増えている
◆中間管理者が雇用主に対して従来持っていた忠誠心は薄らいでいる。なぜなら、前よりも頻繁に企業の買収、売却、合併が行われているからである。
◆現代の中間管理者は、自分の仕事に愛情を注ぎ、同僚に忠実である。しかし、その多くが大きな野心を抱いていない。
◆自分の勤める企業の出世階段には段があまりないかもしれない。もし上に行きたいのなら階段を変えることを考慮すること。
◆有能な中間管理者は多くの場合、自己啓発の一環として新しいスキルを身につけ続ける。
◆企業リーダーは自分達が分かっている以上に中間管理者に頼っている。
◆自分の会社の中間管理者の能力を高めるには、誠実に対応し、割り当てた仕事をする上で必要な資源を提供し、あなたの成功の手助けをすること。
「中間管理職」組織の中では、トップ管理職と、一般職の間に位置する職務として、経営者側と労働者側の考えを上手くすりあわせるまとめ役という大役を担う、パイプとしての機能を持ったポジションと言えるでしょう。
勿論、「中間管理職」と一言で言っても、それぞれの人の業務に対する考え方や会社の風土によって 行うべき仕事や、実践されている内容に違いがあるのは当然でしょう。
しかしながら、言えることは、経営者、労働者両方の立場をしっかり理解して行くことが大切です。
それ故に、与えられたミッションはかなり多岐に渡りますので、機械的に動いてしまいがちですが、それではそのポジションにうまく居続けることは難しいのではないでしょうか?
多くの企業では「中間管理職の研修」を行い、行うべきことについてや心構え等多くの知識を身につけさせる努力をしていることも事実です。
確かに新しい仕事を行ったり、そのミッションの途中でその業務の見直しやブラッシュアップという意味での研修は大切でしょう。
そういう意味では「中間管理職」という重要なポジションだからこそ、その心構えや立場、そして行うべきことを明確に理解することによって会社そのものを活性化させていけるのだと思います。
本著は、そうした「中間管理職」に焦点を当て、これ からそのポジションに付く人がどういう心構えを持たねばならないかということと同時に、その職務を客観的 に把握し、これからの中間管理職に求められるものについて書かれています。
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