『儲けたいなら 2 番手になれ!』(エグゼクティブブックサマリー)
~賢い企業が急進的イノベーションを飛び越え市場に参入し、その市場を支配する方法~
コンスタンチノス C・マルキデス、ポール A・ジェロスキー共著
【この要約書で学べることとは?】
①先発者利益が神話である理由
②タイミングさえ良ければ素早い2番手になる方が有利な理由
③有益なイノベーションとは
【3分間で理解する「本書の要点」】
◆市場に出す第一号になる必要はない。実際、戦略的2番手になる方が良い。
◆ある要素の集まりが急進的イノベーションを生み出す。そして、異なる要素の集まりがそのイノベーションを強化し、それから恩恵を得る。
◆イノベーションを促進する力とイノベーションを有益に強化する力が1つの組織内で共存することはほとんど不可能である。
◆効率性を持ち顧客のニーズを理解することで、イノベーションの有益な強化は促進される。
◆科学的発見の初期段階で急進的イノベーションの方向性を予測できる人はいない。
◆市場に参入する最適なタイミングは、支配的設計が具体化した時である。
◆もし大手企業に勤めているのなら、急進的イノベーションを生み出そうという試みは有効ではないかもしれない。それよりも、イノベーションを外部委託し、その結果を獲得すること。
◆市場が変わると、組織はそれまでとは異なるストレスを受けるようになる。
業界の中で圧倒的な認知度を誇り、他の追従を許さぬくらいに儲けるためには、どんな業界においても「ナンバーワン」になる必要性があります。
これは、誰もが認めることでしょう。
例えば、世界で一番高い山はエベレストであることは誰もが知っていますが、では二番目に高い山は?と聞かれるとそれが K2であることは意外と知られていません。
これは、様々な事柄に通じる大原則と思われるのですが、この書のタイトルを見た時、正直、この本はそうした常識を本当に覆せるようなものなのか、大きな疑問が浮かびました。
上手く行っている企業の真似をすることによって、ある程度のシェアの確保は可能となります。
しかし、真似は真似であってそれをずっとやり続けていても絶対にオリジナルに勝てないのは、至極当然であると言えるでしょう。
しかし、本書を読んだ時、確かに場合によっては先駆者を追い抜き、先駆者以上に巨利を生めるという事実に納得が行きました。
つまり、オリジナルを超えるには、最初は真似でもある時点で今度は、それに自分自身の持ち味を加えて新たなるオリジナリティを生む出す力の有無こそが、業界の新し いナンバーワンを決定付けるのではないでしょうか。
本書は、そんなヒントが満載されている良書です。
日本未翻訳のビジネス洋書が読める!!
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最後までお読みいただき、
ありがとうございます。明日もお待ちしております☆