「めどれーか」ではありません。「めどれーりょく」です。
命題
「伸びるメドレーと伸びないメドレーは何が違うんだろうか?」
人生とは何か的なレベルの問いのような気がします(少なくともボクにとって)。
帰宅途中勉強の事考えずにずっとそんな事考えていたら、この考え方に辿り着きました。
「伸びるメドレーは『メドレー力』が高いのではないか?」
メドレー力。
今まで(最近全然やってませんが)ボクがメドレーの評論をやっていた時に
基準にしていたものも含めた考え方です。
ここで注意したいのは、メドレー力は
「伸びるメドレー」の基準であり、
「良いメドレー」の基準ではないということです。
日の目を見ずにいる作品の中にも素晴らしい作品、
もっと評価されるべき作品はたくさんありますが、
「伸びるメドレー」の要素に欠けるのではないかと敢えて主張します。
まぁあくまで「ランキングに入る」「歌い手がつく」「MADに使われる」という
観点、いわゆる「大衆向け」の基準なので。
結局のところ、何がいいか悪いかは個人の感覚によって異なるので
それはここでは置いといて。
メドレー力は単に一つのモノサシではなく、いくつかの要素で成り立ちます。
・音楽力
・構成力
・演出力
…等のカテゴリの中にさらに無数の要素が絡み合ったものが
メドレー力、分かりやすく言えば「伸びるメドレーのオーラ」です。
①音楽力
メドレーという物が音楽作品である以上、音楽性が高くなければ伸びません。
「聴きやすさ」は勿論の事、「個性(とそれを生かす構成)」や
「斬新なアイデア」、「ある程度のジャンルの統一」なんかが該当します。
そして、ニコニコならではの「歌ってみた」層を引き出す事によって
作品の支持が変わるのは事実です。
例え凄く音がかっこいいメドレーでも、歌い手の付け入るスキが無ければ
(ミックスの段階でメドレーと声がマッチしなければ)伸びにくいんじゃないかな、と。
歌い手が付かないにせよ、メドレー単品でも十分聴けるレベルでないと
所謂「耳の肥えた層」は数十秒で聴くのをやめてしまいかねません。
組曲やごっちゃに!、カービィ組曲などの音源に恵まれ
音作りのレベルの高い作品(音だけでは伸びませんが)は伸びるとして、
裏組曲やニコぽい、CMYなどのフリー音源による作品は何故伸びるのか。
どの作品も、音源に見合った音作りをしているからです。
細かい要素は多々ありますが、音色の面で言えば
これらの作品は聴きやすいアレンジ、音があるからここまで伸びたのだと思います。
②構成力
「メドレー」の名を背負うからには、全体性は重要。
起承転結のあるメドレーは歌い手の見せ場となるので、必然的に人気が出ます。
単調なメドレーはまず伸びません。単なる曲繋ぎという形で終わってしまいます。
かといって、一曲の個性が独特すぎるのもNG。
例えば、いきなりみくみくで始まったら
「もう終わるのか」みたいな印象を抱いてしまいます(メドレーフリークには尚更)。
ラストの〆でうんこの旋律だと最終的なイメージがうんこになってしまいかねません。
最初からアゲアゲの場合は途中で雰囲気を変えつつ、疾走感は落とさないという
テクニックが必要となりますし、
ピアノからアゲるときは歌い手が叫べる歌にするのが望ましい。
カオスゾーンを用いる場合、一つのかたまりがちゃんと曲にきこえるという
配慮が必要(しかも歌える必要があったり)で、
無闇に長かったり一曲が短すぎると聴きやすいとは言えません。
選曲も、本部の曲のイメージに沿っていたりしないと
「詰め合わせ」になりかねません。
すぷらっしゅやだれとく!?は、選曲や出すタイミングのセンスが高いので
伸びたんじゃないかなあと。
Max vegetable氏のロックマンメドレーなども、曲順が工夫されてて
初見でもワクワクしながら聞けます。
要するに構成力は安定感に繋がります。
③演出力
これが今日考えた新しい基準です。
ニコニコ動画に投稿する以上、
・動画が必要
・タイトルが良く特徴的、しかも弄りやすい(←重要)
・説明文
・サムネ(めっちゃ重要)
と、エンターテイメント性が必要になってきます。
さらに
・選曲のセンス
・選曲の統一性(テーマ別メドレーなど)
・選曲の偏りの無さ
など、作品そのものに工夫が施されているとなおGOOD。
ぶっちゃけ、ニコニコメドレーの良い所は、音楽力のほかに
この演出力の力でいくらでも伸びる可能性が生まれる事です。
例として、FLAG氏のひたすら曲を集めたメドレーや、
いろはかるた、メドレー「バトルドーム」なんかがいい例です。
どんなに良い作品でも、見てくれなければ、聴いてくれなければ
伸びる事はまずありません。
「情報はいざなうもの」という言葉がありますが、まさにこれです。
メドレーファンという固定層がいるので、ある程度のマイリスト数は
絶対に付くのがニコニコメドレー界の特徴です
(ボカロや東方など超人気ジャンルは実力がないとマイリストすら入りません)。
この長ったらしい記事を見てくれているありがたい人々は
選挙で言えば「支持政党を持つ」状態にあり、
「メドレーはランキングでしか見ない」という
いわば「浮遊層」の心をいかに掴むかが伸びる一番のポイントなのです。
あと、やっぱり有名うp主の影響は強いです。
メドレー作者、歌い手など、名の知れたユーザーの影響が
今一段と強いのが今のニコニコの現状です。
しもさんが作るメドレーが再生数4桁で留まる訳がない。
よっぺいが歌えばランキングに載らない訳がない、といった風に…
未だ「メドレーはしも至上主義」で、食わず嫌いしてる人は沢山います。
無理に見る必要もありませんが、柔軟な気持ちで動画を見るのはやっぱ
大切なんだと思います。
以上、まだまだ要素はあると思いますが
ボクが記せるのはこれ位ですかね。
書いているボク自身、メドレー力を日々付けていかなければ
ならない立場にあり、偉い事は言えませんが。
最後に、個人的な話を一つ。
「打ち込みません勝つまでは」と標榜してるボクですが、
音楽のネタは常日頃考えております。
現在、構成がだいぶ固まってるメドレーが一個あります。
恐らく、③演出力の特殊な使い方で、ちょこっとは伸びるかもね。
まぁ、なんにせよ今日はこの辺で。