心音 | STRANGER

心音

泣きたい時はいくらでも泣けば良い。
その涙はいくらでも受け止めてあげるから。
そんな言葉を自分になげかけて首をかしげた。


涙はいつだって都合良く流れたりはしない。
流したい時に流れず、流れたくない時に流れる。
それが男の涙なのだと勝手に解釈していた。
しかし生きる全ての人がそうかというと、決してそうでないように思うのだ。
ある人は四六時中ないているような人かもしれない。
逆に全く泣けないという人がいるかもしれない。
中には涙を操り、泣きたい時に涙を流せる人もいるだろう。

十人十色
泣いていいなどと無責任な言葉は、もう言いたくない。
もしかしたら涙を流していても笑わなければいられないような時があるかもしれない。
ただ、どんな涙をも受け止められる器を備える事が出来ればと願う。