信州の旅 白馬vol.3
朝10時。中谷旅館さんをチェックアウトし、中社をお参りします。車を坂の上の駐車場に停めて。大鳥居まで戻ってきました。ここの鳥居も木造で趣があります。
大鳥居↓を正面に見て、三本杉と呼ばれる杉の木が三角形の位置に植えられています。
ここで三本杉の物語を・・・。昔、漁師が人魚の水遊びに遭遇し、人魚を捕え得意になって家に連れて帰る。しかし「人魚を食べた者は人魚になる」という言い伝えもあり、人には言わず、肉も売らずに戸棚に隠しておきました。次の日、漁から帰ると、3人の子供の様子がおかしく、次第に肌がウロコで覆われてきました。聞くと戸棚にあった肉がとても美味しくて全部食べてしまった、という。後悔する漁師。その晩夢枕に「出家し、戸隠大権現に詣で、三本杉を植え折れ・・・」とお告げがありました。ハッと目覚めてみれば3人の子供は既に魚のような体になり、水も無く苦しんで息絶えてしまいました。漁師は他の命を顧みなかった事を懺悔し剃髪します。そして、何日も歩いて戸隠大権現へ赴き、三本の杉を正三角形に植え、子供たちが吉祥の縁起となって杉の中に生命を宿し、豊穣の恩恵となって生き続けてくれるように願いをかけたという事です。
ちなみに↓このように石標があって、その上の説明の絵が可愛くて気に入りました![]()
そして杉の木のお隣には、行列のお蕎麦屋さん。茅葺屋根に草が生えてる様子が素敵で思わずパチリです![]()
大鳥居の先の階段を上り、中社へ。中社の神様は、天照大神が隠れた岩戸を開く方法を考案した「天八意思兼命(あまのやごころおもいかねのみこと)」です。御祭神「八意」は立場を変えて考える事、「思兼」は思慮分別の意味ということから、思慮深さや変革のアイデアを与えてくれる、と言われているそう。ご利益は学業成就、商売繁盛、開運、家内安全。
社殿の中には狩野派の天才絵師「河鍋暁斎」による龍の天井絵があります。ご祈祷をうけないと入れないので、外からちょっとだけ覗いて見えました。(ドラゴンボールは持っていなかった。いろんなところで龍をみるけど、持っている龍と持っていない龍がいますね。)
社殿の右奥にはさざれ滝↓
「龍神」
次は奥社へ向かって歩きます。
途中「女人堂跡」の石標。↓女性達が祈っている様子が描かれています。明治まではこれより奥には修行地としていて女性は入ることができなかったため、ここから遥拝したそうです。この近くには禁を侵して入ろうとした尼僧が石になったという「比丘尼石」もあります![]()
山の中の道路と、林道の中を歩きます
林の中で違うトレラン大会の矢印を見つけました![]()
25分程歩いて、奥社参道口へ到着。
まっすぐな砂利道が続きます。両脇には森。進むにつれて杉の木が多くなってきました。空気も涼しくなってきて、寒いくらいです。
茅葺朱塗りの「随神門」 ↓神域に邪悪なものが入り込まないように建てられたものだそうです。
渋いです。門の向こうに見える杉並木が素敵です。
「奥社杉並木」は2kmくらいあります。樹齢400年を超える杉並木だそうです。
途中、講堂跡があり空き地に柱の台座であった石がたくさん残っています。遠い鎌倉・室町時代の修行者達に思いを馳せたりしながら、杉林を歩きます。
どんどん砂利の石が大きくなってきて、上り坂になってきます。最後の方は大きな石の急な階段になっています。けっこうな登り坂で汗をかきます![]()
45分くらいかかって、ようやく「九頭龍社(くずりゅうしゃ)」が見えました。とてもこじんまりとした小さな社殿。鎮座年が分からないほど古くから地元の神様「九頭龍大神」が祀られているそう。九の頭と龍の尾をもつ鬼を封じたとの伝説もある。水の神。雨乞いの神。五穀豊穣の神として信仰を集めているとのこと。そしてなぜか虫歯にもご利益ありだそうです。
そしてその奥に小さな階段を上って「奥社」↓があります。もう狭い空間に人がびっしり並んでいます。こちらも小さな社殿です。正直あれっ?て感じになりますが、こんな山奥にひっそりあるところが修行の地である気がします。社殿の後ろには戸隠山があって、人が少なかったら厳かな雰囲気になるのだろうと思いました。さて、ご祭神は「天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)」岩戸を無双の神力で開き、戸隠へと放り投げた神様です。戸隠神社の本社として五穀豊穣、開運、心願成就のご利益があり。また力強い神様ゆえ、スポーツ必勝にもいいとされています。
ここでだんなさんは祈願串にお願いを込めました。祈願串は、奉読し神殿に納めた後、お炊き上げして頂けるそうです。
帰り道、杉並木沿いに動物を発見しました
なんだろ??
13時頃。奥社参道入口へ戻ってきました。奥社の茶屋でソフトクリームをパクリ。
さらに林道を戻って、車を停めた中社参拝者用駐車場までもどってきました。お腹すいた~ということで、お蕎麦屋さんを探します。戸隠と言えば蕎麦!でたくさんの蕎麦屋が並んでいてどこに入ればいいのか迷います。ほどほどに混んでいる「仁王門屋」さんでランチをすることにしました。
天ぷらそばのセット↓コシがあって美味しいお蕎麦でした
だんなさんは梅干しの天ぷらにTRY!
そばソフトクリーム。そばのお煎餅みたいのがトッピングされてる。これがすごく蕎麦味でびっくり。
五社最後の「火之御子社(ひのみこしゃ)」へ。ご祭神は「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」岩戸の前で艶やかな舞を舞った神様。舞楽芸能の上達、縁結、火防をお祈りします。
また戸隠山の神様が神仏習合されていた時も、このお社だけは神社として終始し、戸隠神社太々御神楽は、この神社に仕えていた社人によって古来より伝えられ現在に至っているといいます。
石造りの鳥居の先の階段を上ると、かなり古そうな社殿があります。参拝者も少なくてひっそりという感じでした。境内には西行法師にまつわる桜もあります。
石標には舞を舞う神様の姿。↓
15時。五社参拝を終えて、おやつにそばまんじゅうをパクリ。またお風呂に行きたくなっちゃいました。近くの「神告げ温泉」でゆったりと休憩
地元の憩いの場って感じでよい![]()
そろそろ長野へ向けて出発します
戸隠から長野への道はカーブやアップダウンが多く、運転好きな人には楽しいようです。隣に乗っているのもくるくると楽しかった♪いちばん面白かったのはここ↓ナビで見るとこんなにくねくね。七曲がりという場所のようです。8回の連続ヘアピンカーブ!しかも下り坂。ちょっとしたアトラクションです。積雪対策の為か両脇屋根とフェンスに囲まれています。
長野の街を見下ろす感じの坂から降りてきて、17時過ぎ長野駅周辺に到着。帰りの新幹線までまだ時間があるので、速足で善光寺へ行ってみる事にします。
裏の駐車場から出発したので、善光寺の本堂から見学。戸隠のひっそりとした社殿からきたので、あまりの大きさにびっくりします。中に入ると「びんずる尊者像」お釈迦様の弟子がいます。体の悪いところを触ると治るとの信仰があり、触られすぎててかてかしてました。閻魔さまとその弟子12人もいたり。
門も本堂も立派で見ごたえありです。参道もお店がたくさんで早い時間にきても楽しそう。遅い時間は人が少なくて違った風景がみれて良かったですけどね。人のいないまっすぐの参道越しの門がみれたり。
外人さんがひとり門にじっと見入ってました。かと思えば違う外人さんに写真をお願いされたり、皆さんひとり旅を楽しんでますね。
もう閉まりかけだったお土産やさんでマグネットみつけました
急いで買ったら、作りが粗すぎる。。。ま思い出だからいっか。
そんな速足の善光寺見学を済ませ、レンタカーを返却し、19時33分発のあさまで帰ります
あさまはシートが広くて綺麗で快適です。
長野駅で最後に美味しいものを食べたかったのですが、いいお店に巡り合えず、残り1個の駅弁「峠の釜めし」をGET!釜めしと信州ワインでしめました
美味♪
信州旅第2弾。完結です。信州は良いところですね~![]()









