2015年ロイヤルズ開幕ロースター考察②中継ぎ投手編 | RoyalBlueに染まるとき

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これについての考察第2弾です。

今回は中継ぎ投手陣についての考えたいと思います。

Greg Holland
Wade Davis
Kelvin Herrera
Jason Frasor
Chris Young
Franklin Morales
Louis Coleman
Ryan Madson



昨年は“HDH”トリオが大ブレイクし、MLB屈指の投手力を誇ったロイヤルズ中継ぎ陣。
昨年のメンバーに加え、一昨年ブレイクしたものの昨季TJ手術で一年間棒に振ったLuke Hochevarと再契約しました。
デビューからロイヤルズのブルペンを支えたAaron CrowBrian Flynn, Reid Redmanとのトレードでマーリンズに放出したものの、昨年、球速低下に悩まされ本来のパフォーマンスが全く出来なかったことを考えるとそこまでの痛手ではないと私は思います。
また、昨年マリナーズで見事復活し12勝を挙げた Chris Young や、かつてのフィリーズ王朝を支えた Ryan Madson とも契約をし、二人ともスプリングトレーニングでは好投しています。
これだけ見れば昨年の戦力をほぼ維持した上に、プラスで戦力を獲得出来たのだから強くなったんじゃ?と考えるのが普通でしょう。
ですが、Luke HochevarはTJ手術の影響で開幕マイナースタート。復帰は早くて5月から6月頃だそうな
また、昨季肩痛に悩まされたTim Collinsは肘を痛めてしまいTJ手術でシーズン全休が決まっています。
もともとスモールマーケット球団であるロイヤルズにとって、ブルペンにこれだけのお金を割くのは非常に痛手なのです。
したがってシーズンオフには再三Greg Holland($9.5M)やWade Davis($7M)の放出が噂されました
チームも本人も残留を望んでいますが、チーム状況によってはシーズン途中にHollandを放出する可能性も十分にあります。

そのような理由から、決してブルペン陣の戦力がアップしたとは言えません。

さて、なぜ私がこのメンバーだと予想したのかという話に入りましょう。


まず、Greg Holland, Wade Davis, Kelvin Herrera, Jason Frasor は昨季に引き続いてブルペン入りすることは確実です。
この4人を外すことはまずありえないでしょう。

そして、Chris Young, Franklin Morales
の2人もほぼ確定です。
2人とも新加入の選手で、昨季はマリナーズとロッキーズに在籍していました。
Chris Youngはスプリングトレーニングでも結果を残し、スウィングマンとしての活躍を期待されています。
Franklin Morales は昨年の日米野球で来日しました。目の覚めるような活躍を期待出来る選手ではありませんが、スプリングトレーニングではなかなかの成績を残しました。ロイヤルズはとにかく左腕不足。左の中継ぎがいないということもあり、招待選手から開幕メジャーを勝ち取ることはほぼ間違い無いと思われます。

そしてあとの2枠をRyan Madson, Louis Coleman, Brian Flynn で争っていました。
だがしかし、今朝になってLouis Colemanがウェーバーにかけられたというニュースが飛び込んできました。
よって、開幕メジャーは Ryan Madson と Brian Flynn になるかと思われます。
Coleman はオプションを保持しており、マイナーに簡単に降格させられないことや、左腕が Franklin Morales だけというのは不安だという理由などもあり、ウェーバーという結果に至った理由ではないでしょうか。