送りがなにまよったら
漢字の書き取りでついうっかり間違えてしまうのが「送りがな」です。
もちろん、漢字を覚えるときに送り仮名もまとめて覚えるのがベストなのですが、それができたら苦労はしません。
送り仮名が不安な受験生に送るプチテクニック、それが「『ない』の直前が送り仮名」原則です。
このルールを使うことで、100%とはいきませんが、そこそこの割合で送り仮名問題を解けるようになります。
どういうことかみていきましょう。
「ない」の直前をみる
例えば、「問題をあやまる」の送り仮名はどうでしょうか?
「誤る」?
それとも
「誤まる」?
迷ったら、この単語に「ない」をつけて打ち消して見てください。
あやまる → あやまらない
となりますね。ここで、「ない」の直前のひらがなは「ら」ですよね。これが送り仮名です。
つまり、「あやまーらない」となるわけで、「あやまる」は「あやまーる」→「誤る」だとわかります。
同様に、「ゴミをすてる」も「捨る」なのか「捨てる」なのかで迷いがちですが、打ち消せば
すてる → すてない
とはるので、「すーてない」、つまり「すーてる」→「捨てる」だとわかります。
注意点は
この原則、大変便利なのですが、いくつか注意点/例外があります。
使えるのは動詞のみ
ますばこれです。あくまで使えるのは動詞のみなので、形容詞や形容動詞の送り仮名には基本的に使えません。
動詞は自動詞(基本の形)で考える
たとえば、「ふやす」は打ち消すと「増やさない」となり、「ふやーさない」→「ふやーす」→「増す」もなりそうなものですが、ここは「ふやす」ではなく、自動詞(基本の形)の「ふえる」で考えます。
そうすると、「ふえない」となるので、「ふーえない」→「ふーえる」「ふーやす」→「増える」「増やす」であると分かります。
原則が使えない場合もある
例えば、「まじわる」は打ち消すと「まじわらない」となり、「まじわーらない」→「まじわーる」→「交る」となりそうですが、「交わる」が正解です。
こういうものは地道に覚えるしかありません。
実践してみよう
この原則がどれくらい有用か、これで確認してみましょう。
25問中同時の書き取りは18問。そしてこの18問は全てこの原則で解けます。例外にあてはまるものはありませんでした。
(1)したがわない → したがーう → 従う
(4)そめない → そーめる → 染める
(5)うやまわない → うやまーう → 敬う
(8)のびない → のーびる → 延びる
(9)たがやさない → たがやーす → 耕す
(10)みとめない → みとーめる → 認める
……(以下略)
とすべて同じ方法で送り仮名を判断することができるのです。
これはなかなか便利な方法ですので、漢字の送り仮名が苦手なお子さんはぜひ実践してみてください!
※ちなみに、これは小学校低学年で漢字の単元を扱う際に、何かいい教え方はないかと思ってくま先生が開発した方法です。一般には、「品詞の語幹が漢字、活用部分が送り仮名」と習うのですが、小学生、まして低学年の子に語幹や活用などを説明するのはムリだなあと悩んでいたときに、「どの動詞も未然形は1文字である」という性質に気づき、「活用部分が送り仮名」は「ーないをつなげて1文字前が送り仮名」と言い換えられることに気づいたわけです![]()
初めましての方はこちらもどうぞ

