​こぐまの校舎の合格実績にもやもや 

 

こぐまの校舎の合格実績を最近知ったのですが、まあまあといったところでした。


住んでいる地域(都心まで遠い!)の関係もあるのでしょうが、昨年に引き続き男女ともに御三家はゼロ


NN設置校には4人ほど合格。下位クラスからのNN校逆転合格者も出たようですねお祝い


とはいえ、目を引いたのは、第一志望合格率


一般に、中学受験の第一志望合格率は3割程度と言われており、確かにフォローさせていただいた先輩方のブログをみても、残念ながら涙を呑まれた方はたくさんいらっしゃいました(本当に胸が締め付けられる思いでした…)


まあ、受験ブロガーさんは、一般受験生の親よりも明らかに分析家・戦略家の方々が多いと思いますので、3割よりは高い結果にはなっていたかとは思いますがにっこり


そして、こぐまの校舎の第一志望合格率も平均よりは良いとはいえ、5割には遠く及ばない数字。改めて中学受験の厳しさを思わされました。



クセ強✖️NNで関東の受験は読みにくい? 


ところで、私の浜学園時代の経験や、フォローさせていただいている浜学園塾生の親御さんのブログなどから思ったのですが、関東の受験のほうが、良い意味でも悪い意味でも「番狂わせ」が起きやすいように感じます。

このあたり、SAPIXの合格判定資料を見ればわかるがしれませんね。資料を後日get予定ですにっこり


もちろん、第一志望合格率が3ー4割程度といった肌感は似たようなものですが、関西の場合は、ダメ元で突撃した人は順当に落ち、合否判定テストでA判定ーB判定あたりをキープしていた人は順当に受かっていたような気がします。


この差はどこから来るのでしょうか?


大きく二つの原因がありそうです。


 クセ強な関東の入試問題


まず一つ大きな原因がこれでしょう。関西の入試と比べ、関東の入試はクセのある問題を出す学校が本当に多いです。


たとえば国語。


関西は、灘も甲陽も東大寺も洛南も説明的文章+文学的文章(物語or随筆)の両方が必ず出題されます(灘や洛南は論説、物語、随筆のセット。灘は名物の詩もありますね)。


他方、関東は開成こそ論説+随筆という構成ですが、麻布や武蔵は文学的文章一題のみの構成であることが通常です。


また、文学的文章2つで論説文を出さない学校も多く、普段の模試(=説明的文章+文学的文章)では実力を測れないため、番狂わせが起きやすくなるというわけです。


特に説明的文章はフレーム思考と背景知識の修得で酷語男子・女子でも安定的に得点できるようになる一方、文学的文章はどうしても感情の読み取りにブレがでてしまうため、文学的文章からのみの出題というのは、たまたま読みがハマって高得点をとることもあれば、まったく意味がわからず爆死する可能性もあり、酷語男子・女子にとっては恐ろしい出題形式です。


また、理科や社会も、関西は基本的に全分野バランス良く出題し、学校の難易度に合わせて順当に問題の難易度が調整されているのに対し、関東は、理科で物理・化学をほとんど出さない武蔵のような学校があったり、社会の入試でテーマを特定の一つに絞って、社会というよりは読解力や答案構成力を聞いてくる麻布のような学校があったりと、「普段のテスト」(浜でいう合否、早稲アカでいう合不合)で得点力を測れない出題をしてくる学校が多いように思います。


 NNの魔法の功罪


そしてもう一つは、そのクセ強問題の数々は特化するべく進化してきた早稲アカNNコースの存在です。


NNは「NNの魔法」と言われるように、クセ強問題に特化した対策により、持ち偏差値を上回る学校に逆転合格者させるパワーがあると同時に、それは持ち偏差値では十分足りていながら、クセの強さに対応できず不合格の憂き目にあった人たちも、逆転合格者と同じだけ存在しているということを意味します。


おそらく、各学校は典型的な詰め込み型受験勉強では必ずしも測れない、その学校で輝ける資質を測れるよう、あの手この手で工夫した結果のこのクセ強問題なのでしょうが、それにすら「典型的な詰め込み型受験勉強」で対策してしまう早稲アカ驚き…そのいたちごっこが、番狂せの原因なのだろうな、と思います。





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ブログの紹介にっこり
 
元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記
 

 

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