国語の問題の理想的なペース配分とは(組分けテストを例に) 


先日の組分けテストは皆様お疲れ様でした。


相変わらず課題満載の国語ですが、先日、組分け対策プリントが宿題になり、「時間を計って解くように」と指示が出されたこともあり、


「こぐまは、試験時間(50分)をどのようにして配分し、得点を取ろうとしているのだろう?」


ということが気になり、観察することにしました。


組分けテストは文学的文章、説明的文章から各1題ずつに、漢字と語句文法の小問からなる極めてオーソドックスな問題構成で試験時間は50分です。


一区画が5分として、私がが事前に伝えた理想的なペース配分はこれです。

ポイントは

  • 漢字、語句・文法は最高速でさっさと片付ける
  • 物語は文章が長い&こぐまの能力では流し読みは不可能なので読む時間を十分にとる
  • 配点の高い記述題にも取り組む時間をしっかり確保する
ということです。




​しかし、実際は… 


しかし、現実というのは厳しいもの。


観察結果はこのようになりました。



…なんや、最後の「焦る」(5分)って?


こぐまに見せたら、最後の「焦る」含めてまさにこの通り!と爆笑していましたが、ツッコミどころ満載の取り組み方です。


  • まず、漢字ですが、暗記が不十分なため、あれこれ思い出すことに時間がかかります。そして結局思い出せないことが多いです。知らない漢字はさっさと諦めれば良いのに…

  • 次に語句文法も記憶・理解が浅いため、あれこれ悩んでムダに時間をかけています。こちらは満点を取ることもあり、正答率はまあまあ高いです。

  • 論説を読むスピードは悪くありません。重要なところにも線を引けています。ただ、私が普段から奨励している「矢印を引く」ことは時間の関係で難しいとのことでした。しかし、矢印を引いていないことで論理を丁寧に追えず、結果読解の設問に時間がかかりすぎています

  • 論説の設問(特に前半)にムダに時間かけすぎです。自信がないため極めて優柔不断であーでもないこーでもないと思い悩むうちに時間だけがすぎていきます。正答率はまあまあ良いです。

  • 論説の記号や抜き出し題に時間がかかりすぎ、記述題は問を読む時間すらない状況です。

  • 物語文を読み始める時にはもう残り10分無気力当然精読する時間がないので流し読み…というか、流し読みできるスキルもなないのでぼーっと文字面を追っているだけです。

  • そして、最後の5分。ただ焦っているだけおねだりでほとんど生産的なことはしていません。抜き出し題を少しだけトライし、あとは記号を全て「イ」で埋めるだけです。


時間配分の下手さを「可視化」 


この観察記録をつけるというやり方、なかなか良いかもしれません。こぐまも、いかに自分が非効率的な時間の使い方を試験中しているかよく分かったと思います。


今回の組分けテストは得点・偏差値は伸びませんでしたが、この観察結果を踏まえ、記述題に少しは時間を割くなど、改善が見られていました。こぐまなりに時間配分に気を使ったのだろうと思います。


また、私自身も、この記録からこぐまの現状を正確に把握でき、とりうる手立ての候補や悩みポイントを明確化できたように思います。 


たとえば、小説を現状捨てて論説に集中したほうが良いのか、途中でも論説を切上げて物語文を読む時間を確保した方が良いのか。それは「現状の得点戦略」「今後の成長戦略」の観点で変わるのか…といったことです。


このあたり、ぜひ今週の保護者面談で相談したいと思っています。



※面談用に今日の話を一枚にまとめました。「こぐま」の名前のまま持ってかないのように気をつけないとアセアセ



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ブログの紹介にっこり

元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記

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