「営業トーク」をして怒られたくま先生 


くま先生が講師になってまもない時期です。


新小6の説明会の弁士をすることになり、超ベテランのK先生(以下で紹介した先生ですね)と一緒に登壇することになりました。



塾側が準備した説明資料には(K先生らが担当する)平常授業のカリキュラムの説明や、国語指導のポイントなどに加えて、前期日曜特訓の案内がありました(早稲アカと異なり、当時の浜学園では、前期の日曜特訓は志望校別ではなく能力別でした)。


この校舎は比較的規模が小さめで、日曜特訓は1クラスのみ、担当講師はくま先生になることが内定してしていました(だから弁士に呼ばれたわけです)。


この説明会は日曜特訓の宣伝もかねているのだろうと考えたくま先生は、


サムネイル

(登壇した教室の)前期日特は比較的人数も少なく、記述中心に添削を丁寧にできるので国語に苦手意識がある人はぜひ受講してください

と営業トークをしました。


しかし、これがK先生の逆鱗に触れたようで、後で厳しく叱られることになりました驚き 


くま先生の何がいけなかったのでしょうか…?



くま先生が叱られたわけは 


くま先生が叱られた原因は、ズバリ、


「前期日特を取らせるための露骨な営業トークに聞こえたから」


ということでした。


国語に苦手があるから日特を必ず取ることが最善かというとそうではない。平常授業でも十分国語が苦手な子のフォローは可能だし、他教科とのバランスを踏まえて日曜日をどう使うかは生徒ごとに考えるべきだあんぐり


というのがK先生の言い分です。K先生の授業だけでは国語が苦手な人は力をつけることが難しいと言う意味にも聞こえてしまったのかもしれません。



2種類の営業トーク 


その後、私も浜学園講師を長く(8年半)やりましたので、段々と、営業トークには大きく2種類あり、特にプロフェッショナルの講師たちは、一方の営業トークは好むもう一方の営業トークは嫌がるということがわかってきました。


 「レベルの高い学校に合格させる」ための営業トーク


まず、好まれる営業トークとは、「レベルの高い学校に合格させる」ための営業トークです。


なるべく偏差値の高い学校に多くの生徒を合格させるーそのために生徒や保護者を説得することは頻繁に行われます。


もちろん、これは究極的には塾の利益につながるのですが、塾講師でこの営業トークをする人は、塾の利益のことなどたいして眼中になく、ただ目の前の生徒を難関校に合格させたいという想いから話している人が大半なように思います。


このような営業トークは保護者や生徒の立場からしても聞くに値すると思います。上記のような想いで講師からの営業トークを受ける子は、きっと合格の可能性のあるキラリと光るものがある子キラキラだからです。


ただ、講師が行かせたいと望む難関校(えてして偏差値で序列がつけられがち)と受験生や保護者が行かせたいとと望む学校が一致しないこともあるので、そのすり合わせだけはきっきりやっておく必要がでてきます。


 「特定の講座を受けさせる」ための営業トーク


これに対し、嫌われるトークは「特定の講座を受けさせる」ための営業トークです。


自分の授業を受けてもらいたい、とか、塾の売り上げにつなげたいとかいった理由で、生徒の合格に必要かどうかを検討することなく行われる営業トークです。


浜学園では、私の塾生時代や講師時代を思い返しても、この手の営業トークは確かにとても少なかったように思います。


私の邪推かもしれませんが、早稲アカはどちらかというとこの手の営業トークが多いように思います。本部から(NN Jr.をSSクラスの◯%受けさせるべしとか)ノルマや指示がでているのかな?と思わされることもあります(私が浜学園講師時代にはそのようなノルマは聞いたことはありません)。


 見極め方は  


この2つの営業トークの見極め方ですが、なぜその子のために必要なのかをきちんと具体的に説明できているかがポイントです。


単に「〇〇の受講資格を満たしたから」とか、「〇〇君なら◯◯講座の受講資格取れそうだから」というのは後者の、たちの悪い営業トークである可能性が高いです凝視


逆に、「◯◯君の実力なら◯◯を◯◯すれば◯◯中にも手が届く。そのためには、◯◯を重点的に扱う◯◯講座を取るべきだ!」というトークは耳を傾けるべき営業トークといえるでしょう。



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ブログの紹介にっこり

元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記

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