浜学園と早稲アカを比べてみたーこのシリーズは、私の過去の浜学園講師としての経験と、こぐまが受けている早稲アカの授業の比較を通して思ったことを綴ります。  

 

第5回は、「復習主義&スパイラルシステム」です。



予習の功罪 


受験勉強のような目標が定まったタイプの勉強をする場合、予習は一般的に効率の悪い勉強法だと思います。その道のプロから最も効果的なインプットをしてもらい、復習を繰り返して定着させていく…これが受験勉強の王道です。


受験勉強を迷路からの脱出ゲームととらえるならば、予習はガイドや攻略本もなしにいきなり迷路に放り込まれるようなもの驚きです。脱出することだけを最優先に考えるなら、脱出の仕方を知っている人(先生)の話を素直に聞いて従うのが一番です。


ただし、もし目標が受験の合格にあるのではなく、学ぶ姿勢の育成にあるのであれば話は別です。予習の過程で色々迷い、回り道をすることで、先生の力に頼らず自らの力で必要な情報を獲得する術キラキラを身につけることができます。


勉強を塾に頼りすぎると、受身型の学習に慣れきってしまい、大学以降で重要な自ら探究する形の学習で苦労するハメになるというのはよく聞く話です(何をかくそう、くま先生がそうでした…アセアセ 司法試験みたいな、目的が明確な試験は塾を活用してこれまでの受験と同じように攻略できたのですがにっこり)。


しかし、熾烈を極める中学受験では、まず合格しないことにははじまらないので、復習主義をとっている塾が多く、浜学園や早稲アカも同様です。



復習主義と好相性なスパイラルシステム 


復習主義と相性がよく、学習効果を高めてくれるのが、スパイラルシステムという学習方式です。


同じ分野を時間をおいて繰り返し学習し、少しずつレベルアップすることで、らせん(スパイラル)を登るがごとく着実に実力を伸ばしていくというものです。


スパイラルシステムを導入する場合には、導入しない場合と比べて進度をはやくする必要があり、6年生で2周目、3周目となるよう、4,5年生での先取り学習が必要になります。そのためには先取り学習しても生徒に理解させられるだけの質の高い講義及び教材の整備が求められ、浜学園や早稲アカもそれを実践しています。

 


浜学園と早稲アカにおける復習主義&スパイラルシステム 


浜学園と早稲アカの復習授業&スパイラルシステムにはほとんど違いはないと思います。


なお、浜学園ではこのページにあるように復習授業&スパイラルシステムを高らかに謳っていますが、早稲アカはなぜかはっきりとした言及はありません。



また、早稲アカは使用している教材が「予習シリーズ」ということもあり、あたかも予習方式であるように勘違いしている他ブログもみられます。


しかし、早稲アカは「予習シリーズ」を使っているものの、予習は不要の復習主義です。


ただし、事前に映像授業が配信されているので予習は不可能ではないです。また、予習シリーズの作成主体である四谷大塚は、中学受験の塾には珍しく予習主義を採用しており、(復習授業の前提で作られている浜学園のテキストとは異なり)予習シリーズは生徒による予習もできる仕様になっています。


もしかするとそういう事情もあって、早稲アカは表立って復習主義とは宣伝しないのかもしれませんね。 


私としては、授業が予習不要前提で組み立てられている以上、早稲アカで勉強するなら予習はしないほうがよい(その時間があれば復習にあてるべき)と思います。


なお、予習シリーズがスパイラル方式なのは他塾のHPに書いていました。



あくまで合格することを第一目標に置く場合、復習主義&スパイラルシステムは外せないと思います。




初めましての方はこちらから


 

    

 

ブログの紹介にっこり
 
元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記

 

※主な連載記事