年末には少し早いのですが、2023年に読んで面白かった本を紹介します。

 

記事でUPした『ゴリラ裁判の日』や『ループ・オブ・ザ・コード』、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』など、どれも素晴らしく面白かったので、この記事ではそれら以外の本を紹介しようと思います。

 

申し訳ありませんが、書影は画像のみです。リンクしておりません。

 

●『君の顔では泣けない』君嶋彼方 著(角川書店)

 

高校一年生の同級生の男女の体が入れ替わり、それからずっと戻らない話。特に女性の体に入った男性・陸の苦労っぷり。

体の変化や人間関係や進路で悩む高校生のとまどいが、男女の入れ替わりというフィクショナルな設定でリアルに浮かび上がります。たいへん面白い。

 

 

●『三流シェフ』三國清三 著(幻冬舎)

 

フレンチの三國シェフの半自叙伝。北海道の貧しい漁師町・増毛に生まれ、中卒で北海道のホテルへ飛び込みで働く。そのあと紹介状をもって帝国ホテルにいくがはじめはシェフとして働けず社員食堂で働くことに。その後シェフにはなれたが雇用制度がかわって中卒では働けなくなり、絶望。しかしメインシェフの口利きでスイスの大使館の料理人として働けることに。三國シェフのガッツと体当たり人生は本当に驚きの連続!

 

 

●『眠れない夜にみる夢は』深沢仁 著(東京創元社)

 

鮮烈な5編の短編集。「名前のつけられない間柄」が描かれます。凪良ゆうさんが好きな人ならきっと好き。

『明日世界は終わらない』が私は特に素晴らしいと思います。ドラマ化希望!

 

 

●『今日も小原台で叫んでいます』ぱやぱやくん 著(KADOKAWA)

 

横須賀にある小原台防衛大学の知られざる実情。ぱやぱやくんの語り口が面白すぎる~。

 

 

ほかのブック・トピックスとしては、6年間ずっと読み続けてきた北方謙三さんの『チンギス紀』、祝・完結!

チンギスは最後までかっこよかった。北方さん、素晴らしい作品をありがとうございます。お疲れさまでした。

 

そして最近読み始めたファンタジー・シリーズ『レーエンデ国物語』。どの巻でも泣いてしまう。

来年4巻・5巻が出るそうなので楽しみにしています。

 

あと、本ではないのですが、マンガの『日本三國』にハマっています。続きが気になります。早く出ないかなー。

 

2023年も面白い本に出会えて幸せでした。

2024年も素敵な本に出会えますよう!みなさまよい年をお過ごしください。