扁桃は口や鼻からウィルスや細菌が入ってきた時に、それらと戦い駆逐する役割を担っています。
インフルエンザや急性腸炎はここでは止められません
インフルエンザは口腔内感染よりも吸入感染が多いと考えられいます。
最近ではタミフルやリレンザの投与よりも簡単に吸入投薬が行われているのをご存知でしょうか?
お子様の付き添いで受診した保護者の方は簡単で驚いたでしょう。
肺から全身に廻る感染経路を利用し吸入投薬も同じ処方をする事が出来ます。
ですから、うがい、手洗いがセットで予防の代名詞になっているんです。
ウィルスや細菌と扁桃との戦いが激しいと、戦場となった扁桃は傷つくことになります。
これが扁桃炎(扁桃腺炎)です。
一般に扁桃炎といえば、写真の口蓋扁桃に炎症が起こり、扁桃は赤く腫れ上がり、時には白苔といって白いコケの様なものが付着します。
症状は発熱、喉が痛む、関節痛などが主で、炎症が耳にまで達すると、中耳炎を引き起こし耳が痛むこともあります。
ここまできてしまうと全身の発熱、倦怠感、などが発症します。
処方としては抗生物質の投与と全身のリンパ節がウイルスと戦いやすい状況を維持する事です。
疲労を伴う状況を作らない、肝臓に負担となるお酒を控えるなどが挙げられます。
体温を上げる事もリンパ節の戦いやすい状況ですから、保温する事も必要ですね。
この状態で過ごすと首の痛みに襲われます。
首の前側にも数多くのリンパ節があり、ウイルスと戦っているからです。
発熱している時に首を天井に向けストレッチをすると首の痛みが軽くなりゆっくり休めます。
今現在発熱している方はお試し下さいね。
春すぐそこ!
もう少し頑張りましょうか
全身に廻る感染経路には全身のリンパ節があります。 |