2011年6月21日(火)

散歩の後、急いで食事&入浴。

今日は暑い。
ポーランド映画「木漏れ日の家で」を観にいく。
いつもと同じようなシネコンだが、今日観たところはいつも観に行くところよりも広い劇場。



モノクロ映画だが、独特の明るく繊細な映像に魅了された。

舞台は戦前に建てられた豪邸。映画は2006年の話である。
2Fのサンルームに広い庭の豊かな樹々が気持ちのよい影を落とす。そこに91歳の女性とボーダーコリーが住んでいる。
女性はその年齢とは思えないような、背筋の伸びた、しっかりした脚どりで歩き、ときには階段を駆け下り、さっそうと、というか昂然として、自分の道を選び取り、自分の人生を生きる。
自分の息子やその家族も曇ることのない冷静な眼で見据え、一方でウィットにも富み、老いた自分の行く末に思慮を巡らす。
知的な主人公に共感を覚える映画である。

女性もボーダーコリーも実にいい表情をする。
名優同士という感じなのだ。
ワンコの方もポーランドの映画祭で賞をもらったとか。

映画の好きな人にも観て欲しい映画だが、写真、特にモノクロ写真の好きな人にも観て欲しい。
実際に観に来ていたのは、平日昼間ということもあるが、ほとんどが中高年女性。高齢者も多い。

帰りにイオンの
フードコートの中の「王家点心」で、焼きビーフンと担々麺を食べる。
どちらもすごく美味しかった。
この店、最近気に入っている。