2010年11月24日(水)

夜、先日亡くなった大関源治さんのお通夜にうかがった。千葉市の斎場。
「私は無宗教」
という生前のお言葉を尊重して無宗教で、列席者が献花するスタイル。

So What ? 日記-お通夜会場

ボルゾイやグレイトデーン、ジャックラッセル・テリア、ウィペット、パピヨン、ラブ、ゴールデンなどのスーパードッグのブリーダーあるいはインポーターとしてだけでなく、海外では写真家、文筆家、そして何よりも犬を見る確固とした目利きとして有名だった源治さん。海外のショーに行っても、
「源治が目を付けているなら、この犬は(将来性があるから)売らない」
とまで言われるほどの源治さん。

一年の半分は海外で過ごし、海外の家庭もさんざんご覧になってきた人だからこそ、家のインテリア・エクステリアやデオドラント(消臭)にも日本人離れしたテイストをお持ちだった。

普通の人の一生なら、十分過ぎるほどやり尽くしたひとのように見えるが、61歳の若さはまだ「志半ば」という印象が強い。
ご家族の悲しみも一入(ひとしお)どころではない。

ショー(ドッグショー)会場で会って挨拶するような人々は殆どの人が列席。
妻と違ってあまりショー会場に行かない私でも知っている人が多い。
大関さんの家や牧場に犬を見にいっただけの人たちも顔を出していた。
源治さんや奥様の人徳か。

審査員、ハンドラー、ブリーダーの代表3人のそれぞれの送る言葉が新たな涙を誘う。
ご長男のご挨拶も良かった。

お通夜の精進落としにしては盛況ぶりも普通ではなく、なんだか源治さん抜きの忘年会みたいだった。盛況ぶりが余計に悲しい。

ご家族にご挨拶して会場を出た後、駅の近くのスペイン居酒屋で私たち夫婦だけで献杯。

So What ? 日記-カラモンジョイ