2009.09.16 水

先日、いつもの緑地で朝の散歩のときにどんぐりを拾ってきた。いろいろなどんぐりの実がなっているが、どうせなら大きいのにしようということで、特大のどんぐりを拾ってきた。


So What ? 日記-なまドングリ


韓国ではどんぐりを食べるらしい、ということで、それを今日茹でてみた。茹でピー(ピーナッツ)もなかなか茹でるのに時間がかかったが、どんぐりも手強かった。なかなか柔らかくならない。

で、なんとかこれなら、というところまで煮えたのを食べてみた。以前、青果の卸売りの会社に勤めるイトコが山栗を持ってきてくれたことがあった(と言っても、どこからか仕入れたわけではなく、クルマで山道を走ってたら落ちていたのだという..........をゐをゐ!)。あまり甘くないのだが、すごく味わい深い、なんとも言えぬ滋味に満ちていた。どんぐりはなんだかそれに似ている。旨味がある。でも、甘さは徹底して少ない。勝手なことを言えば、もう少し甘くてもいいのだが。収穫してすぐだからダメなのか? 1ヶ月くらい冷蔵庫に貯蔵しておくと甘くなったりして..........。

夜、高校の一年上の先輩K氏とウラ原宿のONDENという飲み屋で酒を飲んだ。彼と同学年で、映画のプロデューサーで、パラダイス・カフェ という会社の代表取締役の追分さんを連れてきて紹介してくれた。「いつか読書する日 」という映画を作った人物。非常に静謐で、高い志に満ちた映画だった。面白かった。余計なセリフや音楽やSEはひとつもない。テレビでふやけた頭が要求するような「親切な」説明は一切ない映画である。(いちいち説明がなくても)わからないわけないさ、ちゃんと見てろよ、という姿勢が潔い。メロドラマを作りたかった、と追分さんは言う。 


So What ? 日記-ONDEN個室
 

追分さんの話も面白かった。ある種痛快なスタンスで、爽やかだ。


So What ? 日記-追分氏


ONDENは1Fの方ではなくて、同じビルの地階の隠れ家ような和室の個室に通された。飲み放題付きのおまかせコース料理だったが、5000円というべらぼうな安さ。ウラハラの喧噪からは考えられない静かな場所。宮澤喜一さんもお忍びで通ったとか。不思議な店。


So What ? 日記-ONDEN室内