みなさんこんにちは。

厚生労働省が2040年の認知症患者の予測人数をを613万人と発表しました。

過去の発表では802万人としていたようですので、大幅に減少させています。

 

私の死生観で生きるということは、自我をもって意図的に行動することだと思っていますので、どうしても認知症に対して怖い印象を持っています。

どうすれば減少した200万人にはいれるのか、もとい認知症にならずに寿命を全うできるのか、認知症を遠ざける方法について調査します!

 

そもそも認知症とは? 

聞かない日はないと言えるほど世の中に浸透している認知症ですが、認知症とは何なのでしょうか

  • 認知症とは、脳の病気により認知機能が低下して生活に支障をきたした状態
  • 65歳以上の高齢者の場合7人に1人が罹患しているとされている症状
  • 65歳未満で発症する認知症を若年性認知症と呼ぶ
  • 加齢によるもの忘れと認知症は別物
    • 加齢によるもの忘れ・・・経験(体験)の一部の記憶が欠落する
    • 認知症によるもの忘れ・・・経験(体験)したこと自体を忘れる
  • 認知症の原因となる病気は多いが、おおよそ4つの病気による
    • アルツハイマー型認知症・・・脳に「アミロイドβ」や「リン酸化タウ」というタンパク質がたまり認知機能が低下する病気
      アルツハイマー型認知症が認知症の約67%を占めている
    • 血管性認知症・・・脳梗塞などの脳血管障害により、酸素や栄養が届かなくなり認知機能が低下する病気で、四肢麻痺を伴うこともある
    • レビー小体型認知症・・・「αシヌクレイン(レビー小体)」というたんぱく質が脳幹にたまり認知機能が低下する病気で、幻視の症状が有名
    • 前頭側頭型認知症・・・前頭葉や側頭葉の障害により認知機能が低下する病気。原因がわかっていない。
認知症とは認知機能の低下の総称で、日常生活に支障をきたすようになると認知症と呼ばれるようになります。
65歳以上の7人に1人が発症するのでしたら、いずれ発症するのを防ぐことはできなさそうですね。

 

認知症になる原因は? 

現時点で原因がわかっている認知症は血管性認知症ぐらいです。

認知症の原因となる病気ごとに、相関関係があるといわれている行動を記します

  • アルツハイマー型認知症
    • 運動や食事習慣、喫煙歴
    • 高血圧や糖尿病、脂質異常などの基礎疾患
    • 教育歴や社会的な孤立のような頭を使わない習慣
  • レビー小体型認知症
    • パーキンソン病など神経変性疾患
    • 慢性的なストレスやうつ病
    • 抗精神病薬や抗不安薬などの投与歴
  • 血管性認知症
    • 脳梗塞など脳内の血管の病気
  • 前頭側頭型認知症
    • 特定のタンパク質が編成して脳を委縮させているのでは?
一時期、脳トレなんかが流行っていましたが、アルツハイマー型認知症の予防には役立ちそうですね。頭を使う習慣がいいようです。
適度な運動やバランスの取れた食生活がストレスやうつ病の改善に優位に働くことを考えると、レビー小体型認知症も運動などで予防ができるのかもしれません。
また、血管性認知症の原因となる脳梗塞ですが、高血圧や高脂血症によるものも含まれますので、これもまた運動や食生活の改善により予防することができるのでしょう。

 

認知症を遠ざける方法 

  • 食事のバランスをよくする
  • 30分以上の運動を行う
  • 社会活動に参加する
認知症はメタボリックシンドロームと相関関係があるともいわれています。
脂質や糖類に偏った食事を見直すことで認知症を予防することができます。
特にビタミンB・C・Eは認知症の予防する効果が期待されていますので、積極的に摂取しましょう
  • ビタミンB群が摂取できる食べ物・・・豚ひれ肉や鶏のささみ肉
  • ビタミンCが摂取できる食べ物・・・柑橘系のフルーツ
  • ビタミンEが摂取できる食べ物・・・かぼちゃ、アーモンド

 

現在わかってきていること 

認知症の原因は不明で、運動や食生活の改善くらいしか予防策がないわけではありません。

現在の医学では、徐々に糖尿病と認知症の因果関係が明らかになりつつあります。

  1. 食後、血糖値の上昇を抑えるためにインスリンが働く
  2. 糖尿病のような血糖値の高い人はインスリンに対する抵抗ができ、より多くのインスリンが必要となる
  3. 体内に残存するインスリンをインスリン分解酵素が分解するが、インスリン分解酵素は「アミロイドβ」の分解も担っている
  4. 過剰生産されたインスリンの分解のためインスリン分解酵素が消費され、「アミロイドβ」の分解まで手が回らなくなってしまう
以上が、最新医学でわかってきたアルツハイマー型認知症と糖尿病の因果関係です。
人間の体について、まだわかっていないことも多くありますので、脂質異常や高血圧なども同じように何らかの分解酵素やホルモンが絡んでいるのではないでしょうか?

 

結局、体をいたわることが一番です 

今回は認知症を遠ざける方法について調査してみました。

  • 認知症という病気ではない
  • 認知機能が低下して生活に支障をきたすようになると認知症と診断される
  • 加齢によるもの忘れと認知症は別物
  • 認知症には主に4つの病気があるが、大半がアルツハイマー型認知症
  • 認知症の原因は現時点ではわからないことが多い
  • 認知症を遠ざけるためには適度な運動やバランスの良い食事が大事
認知症の予防をうたうテレビや雑誌を見ますが、結局のところ生活の改善を心がけましょうで終わっていますよね。
なぜ、もっと根本的な対策を報道しないのだろうと、かねてより疑問を感じていました。
 
実際に調べてみると、そもそも認知症という病気がないことを初めて知りました。
また、認知症を引き起こす病気の原因もよくわかっていないと、わからないことだらけでしたね。
認知症と糖尿病の因果関係のように、少しずつ改名しているようですが、薬で完治する時代はまだまだ先のような気がします。
 
結局のところ、認知症を遠ざけるためには健康的な生活を送るというのが最適解なのかもしれませんね。
みなさんも認知症を遠ざけるため、健康的な生活を心がけ寿命を迎えるその日まで自分を保てるように頑張りましょう!