みなさんこんにちは。

5月も中旬に差し掛かり、そろそろ初夏から梅雨入りが見えてくる頃ですね。

 

私は昨年の8月頃からの腹痛がいまだに治らず、どうにかならないものかと頭を抱えています。

謎の痛みが続くとどうしても心がうっそうとしてきて、不治の病ではないか?とついつい考えてしまいますよね。

長引く戦いに、心がめげそうになってきます。

 

そんな腹痛生活のなか、先日ご自身の癌を公表された橋爪功さんの記事を読みました。

早期発見のおかげもあって、手術は成功し現在はリハビリに励んでいるようです。

 

癌と聞くとどうしても”再発”とか”5年生存率”だとかネガティブなワードが頭をよぎり、内向きな考えになってしまいます。

私のこの腹痛が万が一癌だった場合、最初に診察を行ったクリニックと地元の中核病院を絶対に許せないと考えてしまいそうです。

 

さて、今回は大腸がんにおびえながらも検査結果は陰性で、それでも痛みが続く私が、大腸がんでも早期発見なら大丈夫なんじゃないか?と、気持ちを落ち着かせるために調べた内容をまとめてみます。

「痛くても死ぬわけじゃない」とはよく言いますが、それでも痛みも苦しみもないに越したことはありませんからね。

 

大腸がんの自覚症状 

  • 腹痛やおなかのしこりを感じる
  • 血便や下血など、便に血が混じる
  • 貧血を起こし動悸やめまいを感じる
  • 便が細くなる・便秘と下痢を繰り返す
この4つが大腸がんの初期症状としてよくあげられています。
特に便潜血は大腸がんの可能性を調べるのに役立ちますので
これらに当てはまったからといって、大腸がんというわけではありませんが、複合的に発生した場合は大腸がんを疑ったほうが良いみたいです。
私の場合は腹痛のみで便に血が混じることはありませんし、貧血などの兆候もありませんでした。
 
お腹が痛いと言いながらも、今のところは大腸がんの兆候は内容です。

 

大腸がんの5年生存率 

どんな癌でも残念ながら再発はあります。

部位にもよりますが、再発の場合は3年以内に80%、5年以内に95%とも言われています。

大腸がんも5年間再発しなければ、おおよそ再発しないものと思って大丈夫そうです。

  • 1990年代の5年生存率
    • ステージ1の場合90.4%
    • ステージ2の場合82.0%
    • ステージ3の場合69.2%
    • ステージ4の場合15.9%
  • 2010年代の5年生存率
    • ステージ1の場合94.5%
    • ステージ2の場合88.4%
    • ステージ3の場合77.3%
    • ステージ4の場合18.7%
こうやって見ると5年生存率は上昇していることがわかります。
ステージ1の場合95%近くが生存できるわけですので、早期発見なら大丈夫といっても問題ないでしょう。
ステージ4まで進むと厳しそうですが、現在の水準であればステージ3くらいまでは生きられる希望が持てますね。

 

どのくらいまでを早期発見というのか 

  • 表面から進行し、粘膜下層までの癌
  • 2センチ以下で自覚症状のほとんどないもの
早期発見の定義は上記の通りで、癌に罹患してからおおよそ1年~2年程度で早期発見の期間を経過してしまいます。
がん検診を1年に1回受診するように言われているのはこのためです。
 
2センチ以下を早期発見というのでしたら、5センチの大腸がんが発見された橋爪功さんは進行が進んでいたのかもしれませんね。

 

大腸がん検査の方法 

  • 検便による便潜血検査
  • 造影剤を使用したCTスキャン
  • 内視鏡による大腸カメラ
大腸がんの検査方法は上記、3つが一般的です。
 
大腸がん検査で一番お手頃なのは検便による検査でしょう。
便の採取に精神面で少し抵抗がありますが、費用面でも一番お得な方法です。
大腸がんになると、癌細胞から出血することが多いので、便内に潜血がないか調べるものです。
 
次に大腸がん検査で負担が少ないのは造影剤を使用したCTスキャンです。
造影剤はレントゲンなどのコントラストを濃くする薬剤で、臓器をくっきりと見やすくすることができます。
普段であれば他の臓器に隠れて見落とされる癌も、造影剤のおかげで見落とすことなく検査できます。
造影剤も静脈注射で投与できますので、体への負担が少ないのも魅力の一つです。
 
そして最後に大腸がん検査として内視鏡による大腸カメラがあります。
まず、検査の3日ほど前から消化の悪い食事に制限がかかります。
そして当日の6時間ほど前より下剤を飲み始め、大腸を空っぽにしてから検査にのぞみます。
下剤は”薄くて味のしないスポーツドリンク”を想像してもらえるとわかりやすいですが、なかなかおいしいものではありません。
カメラも腹部を内側から圧迫して苦しく、肉体的にも精神的にも、また金銭的にも負担が大きいです。

 

早期発見なら大丈夫!必ず毎年がん検査を! 

さて、今回は大腸がんの現在について調査しました。

  • 腹痛だけなら大丈夫だが潜血など他の症状があると心配
  • 早期発見なら5年生存率は約95%
  • 罹患から1年~2年ぐらいが早期発見なのでのんびりできない
  • 検便だけであれば簡単に検査できる
毎年、しっかりとがん検査を受けるだけで95%の生存が保証されているようですね。
仮にその年に見過ごされてステージ2へ進んだとしても5年生存率は88.4%です。
 
冒頭で触れた橋爪功さんの大腸がんですが、執刀された東京大学医学部の中川恵一先生は、日刊ゲンダイヘルスケアに以下のように記しています。
橋爪さんは不幸中の幸いで治療からまもなく仕事に復帰できましたが、「早めの検査」が実現しないと、復帰できても治療や療養が長引いたり、最悪の場合復帰できなかったりするかもしれません。
~中略~
橋爪さんは検便を受けていませんでした。いまは後悔し、早期発見の大切さを実感されています。その大腸がんや胃がん、肺がん、子宮頚がん、乳がんの5つのがん検診は世界的に延命効果が認められていて、受診をお勧めします。
大腸がんに限らず、早期発見なら助かる癌も多くあります。
毎年がん検診なんて面倒くさいとか、時間がないとか色々あると思いますが、自覚症状が現れたころには早期発見を通り過ぎています。
 
国も1年に1度のがん検診を推奨しています。
また、食生活や生活習慣の変化のせいか、特に大腸がんは増加傾向にあります。
ある日突然それはやってきますので、どうにか1年に1回はがん検診を受けるようにしましょう。