みなさんこんにちは。

私は春先の気圧の乱高下に負け続け、つらい日々を送っています。

 

定期的に器質性のものでないか、病院で診てもらっていますが、

今回は腎臓の恐ろしい現実について話しを聞きましたので記事にします。

 

沈黙の臓器というと真っ先に「肝臓」を思い浮かべる方が多いと思いますが、肝臓に並んで「腎臓」も沈黙の臓器と呼ばれることがあります。

気づいたときには手遅れになってしまう「腎臓」です。

 

その、腎臓の病気や症状についてご確認ください。

 

そもそも腎臓とは? 

名前だけは有名ですが、そもそも腎臓とはどんな機能を果たしているのでしょうか?

  • 体内で不要になった老廃物を除去する機能
  • 血圧調整に必要な「レニン」というホルモンを分泌する機能
  • 赤血球を作る「エリスロポエチン」というホルモンを分泌する機能
腎臓のろ過機能は肝臓に並んで有名ですね。
老廃物を尿として排泄する機能ですが、この機能が衰えると「タンパク尿」などの項目が引っかかってくるようです。

 

腎臓の病気について 

腎臓の病気として有名なものは以下の二つが挙げられます。

  • 慢性腎臓病
  • 腎不全
慢性腎臓病は、腎機能が慢性的に低下した状態です。
  • タンパク尿と診断される
  • 背中に痛みを感じる
  • 高血圧になり息切れがしやすくなる
このような症状が現れます。
タンパク尿とは、本来は除去されない正常なたんぱく質が腎臓で除去されてしまい
尿に混ざって排出されてしまう症状です。
正常な人の腎機能の60%程度まで低下した場合、慢性腎臓病と診断されることがあります。
 
腎不全とは、腎臓の機能回復が難しい状態に陥ることです。
腎臓病の進行や、糖尿病など様々な原因がありますが、一度腎機能を失うと回復することができません。
  • 血尿が出る
  • 体がむくみ肺に水がたまることもある
  • 高血圧になり息切れがしやすくなる
上記のような自覚症状が現れます。
基本的には腎臓病と同じ症状が現れますが、腎不全のほうが進んだ進行です。
 
また、どちらの病気にしても腎臓のあたりに痛みを伴います。
腎臓はわき腹から背骨にかけて、腰痛で痛くなるあたりに痛みが出ます。
 
日頃から治らない腰痛や背中の痛みがある方は、一度検査を受けてみてはいかがでしょうか?

 

腎臓の病気の原因は? 

  • 糖尿病による腎臓のダメージ蓄積
  • 腎臓内の動脈硬化による腎機能の抑制
  • 加齢による腎機能の低下
糖尿病で高血糖状態が続くと、腎臓は血液を正常に戻すため過度に動作します。
大量の血液が腎臓に流れ込むことで腎臓内の血圧が上がり、ダメージを受けてしまいます。
 
腎臓内の動脈硬化とは、糖尿病など様々な原因で腎臓へ大量の血液が流れ込み、血圧が上がることで動脈硬化を起こすことです。
腎臓内の血管が動脈硬化を起こすと、腎臓への血流が減り腎機能が低下してしまいます。
 
また、すでにご説明の通り、腎臓の病気とは腎機能の低下を指します。
つまり、加齢による腎機能の低下も病気に含まれてしまいます。
糖尿病など予防することがで病気とは違いますので、定期的に診察を受けましょう。

 

腎臓の病気の恐ろしい点 

  • 明らかな自覚症状が現れにくい
  • 自覚症状が現れた時は腎不全など深刻な状態
  • 腎不全になると回復が困難で保存療法以外の選択肢がない
腎臓の病気の恐ろしい点は、病気に気づきにくいことが挙げられます。
肝臓と並んで沈黙の臓器といわれるゆえんでもありますが、自覚症状が出た時には手遅れになっていたケースも多いです。
 
むくみや息苦しさで病院に通ったら尿毒症や肺水腫だったとか、
夜間頻尿で病院にかかったら重度の腎不全だったなど気づいたときには手遅れのケースもあります。
とにかく、自覚症状が無くても定期健康診断を受けるなどの対策をする必要があります。

 

腎臓の病気を予防するには 

  • 食生活を見直してたんぱく質のとりすぎに注意する
  • ウォーキングなど適度な運動をして肥満を解消する
  • アルコールの摂取しすぎに注意する
  • 薬の飲みすぎに注意する
腎臓の病気を予防する為に腎臓の使い過ぎに注意しましょう。
肥満やアルコール・薬の過剰摂取については、腎臓に負担をかけるイメージがわきやすいですよね。
血液中の老廃物などをろ過する機能ですので、不要なものが多ければそれだけ腎臓が機能する必要があります。
 
逆にタンパク質が過剰な場合も腎機能が悪化するのは驚きました。
体内でたんぱく質を代謝する際に尿素などの窒素代謝物が発生するようです。
その窒素代謝物のろ過に腎臓が使われるようです。
酷使しすぎたり、窒素代謝物の濃度が高すぎると体内に蓄積されるようになります。

 

腎臓の病気の恐ろしい現実と向き合いましょう 

今回は腎臓の病の原因や恐ろしさについてまとめました。

  • 腎臓の病気は進行具合によって「慢性腎臓病」と「腎不全」がある
  • 腎臓の病気は加齢など様々な要因で発症するので防ぎにくい
  • 息苦しさなどの自覚症状が出るころには症状が進行している
  • 予防するには生活習慣の見直ししかない

生活が忙しくなると、ついつい食生活が乱れたり運動不足になりがちになったりしますよね。

生活習慣は万病のもととなりますので、ちょっとずつ意識を変えていきたいところです。

 

これといった原因も挙げずらく、症状も挙げにくい病気です。

病気が進行しすぎないうちに治療を行わないと、治すことができない病でもあります。

ただし、腎臓の病気は自覚症状がなくとも「タンパク尿」や「血中の尿素濃度の増加」など数値としては現れます

 

自覚症状がないから安心というのではなく、最低1年に1回は定期健康診断を受けるようにしましょう。