私の通っていた幼稚園は、園児を年がら年中走らせるところでした。

そして、今日この頃みたいに、とにかく寒い寒い冬の日にマラソン大会をするのです。

しかも半袖Tシャツと短パンで(でもタイツは許されてた気がする)。

初めての年、北風が身体を刺すように痛くて、私は泣きながら走りました。

でも走りきりました。

最後の年は、スタートで一斉に走り出したとき、押されたかもつれたかで思いっきりこけました。

私がばたっと倒れたすきに、皆は走り去っていきました。

私は起き上がると、また泣きながら走り出しました。

わーわー泣きながら何人も抜かし、
わーわー泣きながらゴールしました。

抜かれた子の、なんだこいつ?という目がいまだに忘れられません。

おかげさまで、小学校から高校に至るまで、マラソンだけはクラスで3本の指に入っていました。


今の私は、あの頃と同じように、泣きながら走り続けているようです。

つらいからって、痛いからって、そこで立ち止まったり、レースをやめたりしない。

幼いわたしには、なぜだかそういう選択肢がなかった。

泣きながらでも、ただ前へ走り続けた。

昨夜はまた泣きながら、それでも来月再チャレンジする気になっていました。

私は、ここで立ち止まるとか、やめてしまうとか、もともとできない子なんです。

はたから見ると、イタイ子だと思います。

でも私は、泣きながらでも走ってしまうことが当たり前というか、それしかできない気がします。

私にとって、昨日のことはゴールではなく、途中で転んだだけなんだと思います。
病院から帰ってきてから、泣いた。

原因は医者にもわからないこと。

今日の今日のことだから、いまは無理に上げないでいる。

治療を続けるのに、お金や休みは確かにきついがまだ何とかなる。

薬の副作用のせいもあるんだろうけど、
辛いのはやっぱり気持ちの問題だなあ…

何でもそうだろうけど、挑戦するには、また気持ちを上げなきゃいけない…

受験や就活は、努力すれば報われると思う。

でも私がやってることは、こんなことしていいのか、という疑問を持ちながらだから、それが今までとは違う…

事実、賛否両論あることだし。

自然妊娠が難しいという事実を受け入れて、
自然に生きてもいいのではないかと思う…
その選択だって、決して悪いものではない。

それでも、このままじゃ諦められない、
それが消えないうちはやるんだろうな…

いったん休んでも、この思いはきっとつきまとう。

気持ちを休ませようとしても、きっと気持ちは休まらない。

だったら、気持ちが切れるまで、前に進むしかないのかな。

もう少し、あと一回だけ…

それでどこまで行けるかな。
今日は、判定日でした。

残念ながら、着床しなかった、とのことでした…

次周期にすぐ、再チャレンジするか、
少し時間を空けるか…

主に気持ちの問題で、決めかねています。

とりあえず報告でした。
日曜の夜、お土産にもらった韓国製カタツムリクリームを
うきうきして思いっきり塗りました。

今は買い物もろくに行けない状態だけど、
女子力アップできるかな、と思って…

しかしこれが大失敗…

月曜の昼頃から、急に顔中に赤いブツブツが発生あせる

私の顔を見た係長が、気になる一言。

「風疹に似ている」

発疹は顔だけ、熱もないけど…

風疹は、普通は怖い病気ではありません。

しかし、一番かかってはいけないのが妊娠初期。

なぜなら、高い確率で胎児に聴覚障害などの先天的障害が起こるから。

帰って慌てて近所の内科に行った。

医者が言うには、たぶん違うだろうけど、断言はできないと…

月曜の夜は、雪よりも何よりも気になってなかなか眠れませんでした。

翌火曜は皮膚科へ。

医者は、顔を見るなり皮下出血だと言った。

つまり強い衝撃による内出血らしい。

クリームをそんなにぐりぐり擦り込んではいないはずだが…

熱もないし、顔だけ発疹が出るような感染症はないから風疹ではないと。

少し安心したけど、今回のことで風疹のことを調べて怖くもなった。

予防接種は、私の歳はちょうど制度改正の谷間みたいで、
絶対受けていると言えないから不安…

抗体検査ができるみたいなので、今度婦人科でも相談してみよう。

顔はまだ赤く、メイクもせずマスクつけて仕事に行っていますが
その他は先週よりずっと好調で、
逆にまめちゃん元気?と不安になる…(不安だらけ汗

でも今は、信じるしかないよね。
病院でとにかく安静に、と言い渡されました。

まだ時期が早すぎて妊娠してるかどうかの判断はできないそうです。

しかし出血しないのが普通らしいので、
(そのために薬が出されてるのだそう。ちゃんと飲んでますが)
病院来て診てもらってよかった。

注射してもらって帰ります(いま会計待ち)。

お義母さんのおかげで、家事もほぼ何にもしなくてよくて
昨日も今日も送り迎えまでしてもらって
恵まれてる、ありがたいと思うけど、
いいのかなって、罪悪感もある…

自転車最悪と言われてるけど、
しかし自転車ないと通勤20分強歩きなんだよ…
駅まで行けばバスがあるけど、駅に行くにも同じくらい歩くから意味ないしね…

「普通」じゃあこんな時期からここまでしないと思うけど、
まぁ、もうとっくに、「普通」は突破しちゃってるんだよね…
場合によって「普通」を望んだり望まなかったり、
自分の都合のいいようにするのはやめよう。


いま、私の夢の実現に、いちばん近いところまで来られたんだ。

夢が叶うか、また後戻りしてしまうか…

確率的には、後戻りのほうが高いのは事実。

あとはもう、神様にお願いするしかない。

受験とかと違って、自分の努力だけではどうにもならないから。

がんばってほしいのは、小さな「まめ」(移植した胚)。

(もう既に、まめと私は、別人格だ)

私たちのまめちゃんが、今日一分一秒長く生きてくれるよう、祈るしかない。


昨夜、他人の卵子提供を受けて50歳で出産した、
野田聖子議員のドキュメントを見ました。

賛否両論あると思いますが、程度の差はあれ、
私は彼女と同じことをしているわけです。

出産前の野田さんが言ってた。

何でここまでしてって言われるけど、
自分ができることを、淡々としてるだけって。

私もその結論は同じです。

彼女のエゴは、私のエゴでもある。

小さな命(私にいたっては、まだ細胞レベル…)に、
生きていてほしい、って、重い願いをかけているのだから。