青ヶ島から無事に帰還してから、明日で早くも1週間。

帰ってきてから、改めてネットで青ヶ島について調べてみた。

たぶん行く前によく調べてたら止めてたかも。
行けない帰れない可能性があんなに高いとは…

ただ、青ヶ島の情報はネット上でも少ない。
実際に行ったことがある人が絶対的に少ないんだと思う。
そこで、この貴重?な体験から得た情報を以下にまとめてみます。

【注】:私個人の体験や聞いたことや思ったことなので、

正確ではない情報や変更になる情報もあると思いますが、

ご了承ください(2010年10月現在)。

☆行き方(東京から)
→まず、八丈島まで行く。そこから乗り継ぎ。

八丈島までは
飛行機→羽田から50分、1日3便
船→竹芝桟橋から夜行で約11時間

そして八丈島から青ヶ島へ
ヘリ→八丈空港から20分。
船→八丈島八重根漁港から約2時間半。
どちらも一日一往復、日帰りはできません。


東京から八丈まで飛行機→ヘリへの乗り継ぎは可能ですが、

船→ヘリは時間的に無理です。微妙なタイミングですが。
よって八丈まで船なら→青ヶ島へも船のパターンになるのですが、

船の欠航率が高い以上、しょっぱなから予定変更を強いられる可能性も高い。


☆ヘリについて


Go on straight~まっすぐに行こう~-101024_0951~01.jpg

・ヘリの就航率は9割と言われたが、7割説も聞いた。
・雨・風よりも霧に弱く、梅雨時の就航率はかなり低いらしい。
・あじさい荘の裏にあるNTTの鉄塔が霧で見えなくなると、欠航と言われる。
・定期便は朝9時台に1往復だが、

 役場の要請によりその前に臨時便が出る場合あり。
・朝の定期便が欠航でも、季節によっては夕方リベンジもあるらしい。

 (10月は日が短くて無理と言われた)
・定員9人。予約は困難と言われる(しかも電話がなかなかつながらない)が、

 意外と前日や当日朝に取れたりする。

 当日朝の場合は、いきなりカウンターに行ってみる。

 しかし計画的に行きたいならこの作戦は危険。
・霧は短時間で濃くなったり消えたりするので、欠航の判断はかなりギリギリ。
・ヘリからの青ヶ島はこんな風に見えます。


Go on straight~まっすぐに行こう~-ヘリからの青ヶ島


☆船について

・船(定期船・還住丸)の就航率は初め50~60%と聞いていたのだが、
 八丈では30%と言われ、おまわりさんによると昨年の就航率は45%だそう。
・八丈で波の高さ3mだとまず出ないらしい。
・季節によっては1週間~10日も出ない。
・特に台風でもないのに欠航するので外から見ると不思議がられるが、

 島唯一の小さな港を見ると納得。波ざっぱんざっぱん。


Go on straight~まっすぐに行こう~-青ヶ島三宝港

・ちなみに、第二の港への道は崩落して行けない。復旧予定もなし。
・ただ金曜に来る貨物船は比較的波に強い。

 基本貨物のみだが、あまりに欠航が続くと人を乗せてくれるらしい。
・還住丸の定員は不明(あまり大きくはない)だが予約は必要ない。
・欠航の場合朝7時に決定。島内では放送が流れる。島外なら電話で確認。

☆島内の移動・交通
・島内での公共交通機関はなし。

 港やヘリポートからは、宿の人にお迎えを頼む。
・ヘリポートから集落は歩ける距離だが、

 港からは相当の根性がないと無理。
 (2時間は覚悟したほうがいい、しかもちょっとした登山と一緒)
・アップダウンが激しく、自転車移動は無理。
 (島では自転車というものを全く見かけない)
・レンタカーがあるらしい。


長くなったのでその2を書きます…