大樹寺。
山号は成道山。浄土宗の寺院。
文明7年(1475年)松平親忠が戦死者を弔うため創建したという。
永禄3年(1560年)桶狭間の戦いで今川軍が敗走した際、松平元康(徳川家康)は
当寺に逃げ帰り先祖の墓前で自害しようとしたが、住職に諭され思いとどまったという。
寛永13年(1636年)から3代将軍家光により大造営が行われている。

徳川家(松平家)の菩提寺で、徳川の歴代将軍の位牌が安置されている。
位牌の高さは将軍の臨終時の身長という。
15代慶喜のみ神葬のため位牌はない。


$史跡へ行こう!ブログ-大樹寺多宝塔
多宝塔。
境内の南西に位置して、本堂などからは少し離れている。

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塔の正面は東向き。
天文4年(1535年)建立。
高さ13m。
国重要文化財。
多宝如来が安置されている。


$史跡へ行こう!ブログ-大樹寺本堂
本堂。
安政2年(1855年)に焼失するが,
同4年(1857年)に再建。
本尊は阿弥陀如来。


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鐘楼。
寛永18年(1641年)三代将軍家光による建立。
愛知県指定文化財。



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山門。
寛永18年(1641年)家光建立。
愛知県指定文化財。
上に掲げられている「大樹寺」の額は
後奈良天皇の勅額で国重要文化財。

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総門。
寛永15年(1641年)に建立。
かつては境内であった大樹寺小学校の南門となっている。

本堂から山門、総門を通して一直線上に岡崎城が望める。
この景観は市の条例でも保護されている。



所在地  愛知県岡崎市鴨田町広元5-1
境内自由 宝物拝観(将軍家位牌など)は、
      拝観時間 09時~16時(10月~3月)
           09時~16時30分(4月~9月)
      拝観料  ¥400
駐車場  有(無料)