さとくんとやぎ ~5~ | 家族

さとくんとやぎ ~5~

 周りで見ていた人たちは、何も言いません。

また、誰一人 止めようとしませんでした。

もちろん おっとうもたけに-もです。

見ていた人たちは、知らんふりして 歩き出しました。


とられた人は、今度は取られないように、まわりを見ながら休み始めました。


 こんどは 向こうから 洗い終わった洗濯物を重そうにもった、女の人が見えてきました。

何かにつまずき よろめいて洗濯物を 落としてしまいました。

ぼくが、駆け寄って 拾うのを手伝おうとすると 棒をふりまわし そばに近づけようとしませんでした。

 おっとうが、それをみていて ぼくの横にきて 洗濯物をひろうまねをすると 棒を振るのをやめ 女の人は、洗濯物を拾い始めました。

ぼくも 手伝いました。

 洗濯物を拾い終わると 女の人は 何も言わずに歩き出しました。


ぼくたちも歩きはじめました。

そうしているうちに川が見えてきました。