さとくんとやぎ ~第一章~
みなさんいつ頃から良いこと悪いことができたか、不思議に思ったことはないですか?
ものをとることは良いこと悪いこと?
うそをつくことは良いこと悪いこと?
暴力は良いこと悪いこと?
あたりまえのことですが、いつ頃からみんなが守るようになったか不思議に思ったことはありませんか?
このお話は、良いこと悪いことがなかったころのお話です。
むかしむかしず~とむかしのお話です。
そこは空は一面澄み渡り、風は草木花の自然の香りを運んできます。
夜になると満点の星が輝き鳥や虫たちのこえが、草原いちめんにひびきわたります。
草原は丘へとつながって、ぽつんぽつんといくつかの洞窟があり、そばには小川が流れ草原の少し先には森がありました。
その中の洞窟のひとつに、じ-じ- ば-ば- おっとう おっかあ たけに- ゆ-ね- さとの6人の家族が住んでいました。