少し前にカエルの餌にマウスを選択する
メリットとデメリットについて触れました

今回はそんなネズミ達のキープ方法に
ついて触れます。
活き餌の管理ネタですね、カエルブログ
あるあるです。
ハツカネズミをペットとして飼いたい人も
この方法で大丈夫だと思います。

1.必要なもの
・生きてるマウス
これはイベントなんか行くと1匹2-300円くらいで売ってます。繁殖を視野にいれる
場合は♂1に対して♀をたくさんいれると
良い感じです。とりあえず、拒食の子に
食欲つけさせるためにあげる場合や、ペットとしてネズミ飼いたいって人は♀を買う
ことをオススメします。
臭いが断然マシです。
白いマウスの方が素直で扱いは楽ですが、
カラーマウスといって、黒やら茶色やら
色んな見た目の品種もあるのでお好みで。
パンダマウスは交配を繰り返され、小さく
あまり運動能力も高くないです。
小さめのアダルトマウスが欲しい方は
一考の価値があるかもです。
小さいので生産力は低いです。
同じショップで血が繋がった兄弟を
買うようにするといいでしょう。
♂同士は喧嘩するので、血の繋がってない
子同士はいれない方がいいです。
♀は特に気にしなくても。


・ケージとふた
衣装ケースが良いです。
ケース本体に、蓋を止めるロックがついて
いるものがホームセンターに売ってます。これにバーベキュー用の焼き網を噛ませると完璧な飼育ケージができます。
網もホームセンターに売っているため、
現地でサイズを合わせたらいいです。
縦幅だけあっていれば、
横が大きすぎても大丈夫です。

これは50×36くらいの底面

・床材
これもホームセンターにあります。
小動物用のウッドチップです。
コーナンの1kg圧縮セットがコスパよくて
いいです。しょっちゅう交換するので
入手容易なやつにしましょう。

・えさと水
水は三晃商会のルックボトルが丈夫です。
針金がついていてぶら下げられます。
マウスがかじって穴を開ける可能性がある
ので、あまりちゃっちいやつは避けると
いいかもです。
餌はニッパイのハムスターフードを業務用
20kg入りで買ってます。
オリエンタル酵母の方が質がいいですが、
高いです。この辺は予算と相談で。
常に床に転がってるようにしてください。

マウス飼育の場合、水と餌のアクセスは
24時間可能な状態が基本です。
非常によく飲み、よく食べます。

水と餌が切れると同胞の耳をかじったり、
頭をかじったりと悲惨なことになります。

2.日々の世話
部屋のなかにおいておけば加温は不要。
人間と同じ場所か、さらには爬虫類両生類
と同じ部屋がベターです。
温度を保ってやると寒くても暑くても
繁殖します。

えさと水は上述したように常時
アクセス可能に。

あとは臭いが気になってきたら床材を全て
捨てて新しいものに換えてください。

3.繁殖
♂♀で飼ってる場合、普通に育てば交尾が
始まり、そのうち♀が妊娠します。


妊娠すると目に見えて真ん丸になるので、
こうなった♀は隔離してあげましょう。
爬虫類倶楽部で売っているマウスケージが
一時的な隔離に非常に便利です。
ふたを開けなくても1週間分くらいの
世話ができます

この時期は基本的にえさと水だけあげて
放置です。
産まれたら♀が子育てをしてくれます。
注意事項としては♂の分娩後発情です。

ネズミは♀が出産した当日に発情する
習性があり、本当にすごい勢いで♀に
アタックします。
特に初産で、他に♀も少ない状態だと、
♀が休む暇もなく♂がやって来るので
ヘロヘロになり、限界を感じて子食いが
起こります。

人間もある意味そうですが、親は自分の
精神に限界を感じると、子供を排除しに
かかります。子育てしてる余裕がないん
でしょうね。

まぁすぐまた妊娠できるようになるため、
落ち着けるようになったらまた産めば
いいやって方針なんでしょう。
本当にあっけなく食べてしまいます。

なので、子食いがおきても落ち込まず、
冷静に原因を考え取り除いてやれば
次の出産ではいい結果を残せます。多分。

♀の隔離もその一貫なんですね。
あとはトイレットペーパーの芯とか、
そういう遊べるものをいれてやると
気が紛れるのか事故が起こりにくいかも。

こんな感じで、
結構簡単に世話できますし増やせます。
コオロギより楽ですよ。放置できますし!

これは自分の考えですが、
マウスは群れで飼育し、多産多死サイクル
を回すところに楽しみがあると
考えています。えさとして使う分、死の
サイドに割と人為的な要素がありますが…

本来社会を作り、大量に増え、そして大量
に死ぬ生き物です。その群れを間近で見て
いると、個々のマウス同士のやり取りや
子育ての連携があったり、また時として
仲間を殺し、死んだ個体を食べたりと
人間界とはまた違う集団としての営みを
観察できます。
なかには違うように見えて人と同じなんだ
と思えるところがあったり、
見ていて学べることは大きく、
日々新たな発見ばかりです。

すぐ増える分、消費しきれる生き物が
いない人は絶対に手を出すべきではない
動物ですが、爬虫類や両生類を飼うことで
このような世界に触れることが
できるようになります。
一度触れておくのもいいんじゃないかと
思いますよ。

そんなわけでネズミ特集でした。
マウスのかいかたについてはネットに色々あるので、自分なりのやり方を色々調べたりして楽しんでみてください。

関係ないけどアフウシはいいぞ!