そろそろ安心サイズになってきたので、
この辺りで一度まとまった飼育情報を
公開します。アフウシブログっぽい!

前半:上陸直後(手はえてから尻尾消失まで)

前足が生えたら、いよいよ上陸準備。
床材も不要で、2,3cmの浅瀬を作ります。
このとき、プラケを傾けるなり、
足掛かりになりそうな物を入れるなりして
オタマが好きなタイミングで上陸できる
環境にして、陸へのアクセスを必ず用意
しましょう。
手が生えるともう餌は必要ありません。
温度をしっかり保ちましょう。
26℃以上が目安です。
この時期は糞をスポイトですいとるだけで
水かえはしていません。
あまり長引くようなら
半量を換えてやってもいいかもですね。
上陸後は約2cmアマガエルの雄くらいの
サイズからのスタートです。
体重は2.5g程度

後半:初めての給餌から現在

オタマ達を見ていて、
尻尾が短くなった?と思うようになれば、
本格的に陸飼育に切り替えましょう。
陸といっても、うちでは清潔な状態を
キープしやすいく、カエルの様子も
観察しやすいウールマットが床材です。
熱帯魚のろか用ウールマットを床全面に
敷いて、浸るくらい水をいれます

で、大体写真くらいの長さまでなくなって
くると食べ始める子がでてきます。
カエルへの給餌の基本として、
カエルには通常餌を認識した時
体を機敏にターンさせる特有の反応が
あります。要するに明らかにピクッと
小さい動きを見せてくれます。もちろん、
予備動作なしで食いつく子も
例外としていますが、
多くのカエルはピクッとします。

メダカやコオロギを見て、
この動作をするなら食べると思います。
コオロギはばら蒔けば食べますしメダカの
場合はピンセットで、置いて動かす。
この辺は過去の記事にコツを書いてます。
http://ameblo.jp/str-pyxicephalus/entry-12235728129.html

で、ちょっとここで完全に自分の意見を。
この初期段階に限っては、多頭飼育は
むしろアリだと考えていています。
一般的にこういう攻撃的なカエルの多頭
飼いはほとんど推奨されていません。

それは共食いをするからなんですが、
実際観察していても、余程体格差が
なければ噛んでも飲むまでいけません。
噛んでもまだ歯が発達してないので
痛くありません(実体験に基づく)

それでも、子ガエルの動きというのは
どうやら余程美味しそうに見えるらしく、
1匹が餌に反応→そのカエルの動きに
別のカエルが反応して捕食スイッチ入る
という連鎖が起こり、こうなると餌へ
の食い付きが変わります。
デメリットとして、相当な頻度の給餌が
要求されます。大体一日に4,5回くらい。
一度に与える量は少な目です。うちは
メダカ1匹か2匹。
お腹一杯になると反応しなくなります。
腹へるとカエル同士で噛み合う不毛な
喧嘩が始まるので、飼育者がたくさん餌を
与えて守ってやってください。
とにかくこまめにちょこちょこ。
あげるかどうかはカエルの反応を見て決め
ます。
これは別にメダカを放り込む必要はなく、例えばケース越しで何か動かすとか、
そんなのでも反応する子はします。
大変ですがその分成長も速いかも…

飼育の話に戻ります。
何はともあれ、しっかり加温を続けて
ください。あと、乾燥にも注意です。
カエルは空気中の水分を吸えるため、
極端な話空気湿度が高ければ、
水場はなくとも生きていけます。しかし、保険として床材を湿らせておくのが良い
でしょう。床材が乾ききらないように
ご注意ください。
で、床材は毎日洗います。
ケージに水が残っていれば棄てる感じで。

そうこうしてるうちにアフウシらしい
見た目になってきます。
そうなると食べる量も増えてきます。
5gを突破した辺りから、ピンセットで
ご飯を食べるようになってきたので、
レプトミン(亀の餌)をメイン餌に使う
ようにになりました。

現在8g。もうメダカはあげていません。
そろそろレプトミンの粒の大きさじゃ
足りなくなってきたので、
パックマンフード(カエル用の人工餌)に
変えていこうと思います。
今回のテーマはとにかく人工的な環境で
育成。床材も人工物ならば餌も。


まぁそんなわけで初めてアフウシの飼育
情報という形でまとめてみました。

私の情報ではありませんが、
成長段階に応じた餌の種類について
これまでの記事へのコメントで、
烈牙さんおよびkaorinさんが
大変わかりやすいデータを残して
くださっています。
こちらも是非ご参照ください(^-^)
いつもアドバイスありがとうございます

アフウシはいいぞ!