いよいよ今日で2016年も最後ですね。

今日はアフウシの上陸後の餌のお話です。
アフウシブログということもあり、最も
需要のありそうなマウスについて。

色とりどりのマウス。ハツカネズミですね

「え、カエルがネズミ食うの?」
と驚かれる方も多いと思いますが、
アフリカウシガエルは野生下でも、
鳥類や哺乳類を捕食するカエルであり、
虫主食の普通のカエルと比べても
マウスを与える罪悪感は薄いです。

マウスは私の感触としては…
カルシウムは脊椎動物だけあってたっぷり
でも脂肪分も多いのであげすぎ注意!
活ピンクマウス(毛がはえていない
赤ちゃんマウス)の嗜好性が異様に高い
マウスは殺すか弱らせてからがベター

といった感じです。アフウシの場合は
成長期なら欲しがるだけあげていいと思います。

まずはピンクマウス。
大きくしたいならコレ。上陸したあと、
食べられるようになればできる限り早く
マウスに移行すべし!といわれています。

ピンクマウスを何匹も飲めるようになると
産毛が生えてるけど、まだ目は
開いていないファジーマウスを与えます。
毛の生えたマウスは消化しにくいので、
産毛のマウスを容易に飲めるようになる
まで、しっかり慣らせた方がいいです。
大きなヒキガエルなんかだと、このあたり
までなら主食として使えます。

次が目が開いて活発に動き回る、
ホッパーです。これを飲める頃には
オリーブ色に近いアダルティな色味に
なっているはずです。毛もしっかりあり
これを与え出すと、糞に毛玉が見れます。
この辺からは選ばれたカエルしか食べる
ことが許されない壁があるかも。
うちはギリホッパーかなぁという大きめの
ファジーをヒキガエルに与えてしまい、
お腹を壊させてしまったことがあります。
ごめんね…(今は元気です)


1度糞を指でばらしてやって、
毛がちゃんと排泄されているか確認して
あげましょう。

で、アフウシが綺麗なカボチャ色になる頃
には、ついにアダルトサイズの与え時。

欲しそうな雰囲気を察したらあげる、
というやや感覚的なペースになりますが、
適当に放り込みます。

これらの色々なサイズのマウスは全て
冷凍のものが販売されており、
ネット通販が安いしおすすめです。
お湯で戻せばできあがりです。

あげすぎると消化不良になるのを、
何種類かのカエルで確認していますが、
ペースさえ守れば非常に優れた
パフォーマンスを見せてくれます。

うちではツノガエル、ヒキガエル、
サビトマトガエル、アフウシが
マウス食です。
瞬く間にでかくなります。

ただ、活きたマウスを与えることに関して
非常に注意深くなるべきだと考えてます。

まず、嗜好性が高すぎて、
他の餌に振り向かなくなることが、
大きな問題になるかもです。

うちのアフウシは昔はピンセットで
与えたものを何でも食べてくれる子でした
が、今は放り込んだ活マウスしか
食べません…

これは活マウスを用意できる環境ならば、
ぶっちゃけそんな面倒な欠点ではないですが…

それに付随する問題点として、
マウスの反撃の不安があります。

アフウシの皮は強く、
ちょっとした怪我ならおよそ3日で
治ります。
食欲爆発なシーズンですと、本当に反撃の
隙を与えぬままマウスの頭部を噛み砕き
ペロッと飲んでしまいますが、冬になって
食欲が落ちると、アタックが
雑になるんですよね。そうすると、
頭以外を噛んで捕まえるから、ネズミが
噛みついてしまいます。
上述したように、噛まれても数日で治るの
ですが、いつこれが感染症のトリガーに
なるかわかりません。

なんで、活マウスは与えないか、弱らせて
与えるのがいいと思います。
マウスを〆る際、でこぴんやピンセット
による殴打などで物理的に安楽殺を行う
訳ですが、意識がなくなっても、
筋肉の痙攣がでるので、しばらく
生きているようにのたうち回ります。

どうしても活マウスを与える場合、
この状態で放り込めばいいと思います。

デメリットはいろいろ挙げましたが、
やはり活マウスの栄養は魅力的です。

まとめますと、基本的なパフォーマンスが
素晴らしいものの、扱いにややクセがある
餌になりますね。
とにかく与えすぎには注意してください。
カエルは上から見て左側が胃になってて、
それがやや膨れるくらいが八分目です。
それ以上与える場合は、糞の様子をみて、
じわじわ増やす感じでいいと思います。

またそのうちマウス繁殖に関しても
触れようかと思います。

なお、今回上陸する四ひきのアフウシたち
については、むしろ積極的にマウス以外を
食べさせてみようと思っています。
練り餌、魚類、マウスを適当な割合で
与えて、成長度合いの違いを比較して
いく予定です。結果については
ブログに書いていくのでお楽しみに。

アフウシはいいぞ