立教大学体育会男子ラクロス部 SAINTS 公式ブログ
平素より弊部の活動をご支援してくださっている全ての皆様へ心より御礼申し上げます。
OB・OGの皆様、保護者の皆様、立教大学やその他関係者の皆様、たくさんの方々のご協力があって私たちの活動があると強く心に受け止めることのできた4年間でした。

「一部昇格」を目標に戦える環境に感謝して、部員一同精進してまいりますので、今後とも変わらぬご支援、ご声援のほど何卒よろしくお願いいたします。

部内で最も1級審判に近いりなから回ってきました。彼女が2028のロサンゼルスオリンピックで笛吹いているところを想像すると、興奮して眠れません。

これまで色んな人のブログに自分の名前が上がってきて嬉しい反面、色んな嘘もあったのでこの場で訂正させてください。
でも慕ってくれる賑やかな同期達に囲まれながら、自分が誰かの人生に少しでも色濃く写っていれば、自分は幸せ者だと思います。
卒論がない分、このブログは必死に書いたので多分今までで最長のブログですが、それぐらい4年間が濃かったので許してください。早速本題行きます。

この組織での生活を振り返れば、
「Saints入部を決意した事を後悔しない為」
にこれまでを過ごしてきたと思っています。それ程、自分にとってラクロスをやるという選択は人生の大きな選択だったからです。
幼少期から色々なスポーツを経験し、常に厳しい環境に身を置いてきたつもりです。大学では中高からのラグビーを継続するつもりでした。そんな私が、今Saintsにいるのは地元の憧れの先輩でもあり、ずっと目標にし続けていた安藤一樹さんの存在があったからです。2個下の自分を気にかけてくれて、自分にこれまで与えてきた影響があまりにも大きかった為、この人の背中を追いかけたいと思って入部を決意しました。

こんなスタートで始まった4年間を振り返れば、私の分岐点は大きく分けて2つだったと思います。

1つ目は2年時のリーグ戦vs東大です。

2年になって、リーグ戦出場だけを目指しました。これは一樹さんが卒業してしまう前に同じピッチに立つことはもちろん、2個上の先輩達と試合を経験することは、今後を考えれば必ず経験しなければならないことだと思ったからです。

だからこそこれだけを目標に練習していました。その結果、オフェンスではなくディフェンスに挑戦しました。
簡単に先輩方を越せるわけもなく、ただ取り柄であった応援で色んな人の気を引いたり、多少なりともBOX雰囲気を変えてチームに貢献しているだけでした。
リーグ戦のメンバーに選ばれることはできましたが、プレーの実力としてではなく、若いから、雰囲気変えられるから、未来があるから選ばれただけであって、このことに悔しさを感じていました。だからこそリーグ戦期間は毎日が勝負でした。常に練習でアピールして、いつでも先輩達を食ってやろうと、同じポジションの人が怪我してもチャンスとしか思いませんでした。メンバーの誰かを怪我させて、自分が代わりに入りたいとも思ってました。けど勝負の世界だし、自分の実力が認められてこその世界です。「あいつ、もしかしたらいんじゃね」と思って貰えるように年次関係無くとにかくがめつきました。
でもそれをよしとする先輩方の存在のお陰で、自分の価値を自覚してきて、fainal4進出がかかった東大戦で初めて4Q通して出場することができました。
でもこの選ばれた瞬間がターニングポイントだったわけではありません。それは試合直後、自分の実力が全く及ばないこと、この先輩達をもってしても勝てないのかと、あの大雨の中人生で1番の無力感を経験したことです。色んな人の後押しがあって立てた舞台でしたが、大敗でした。
自分に期待してくれていた方々にも先輩たちにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。相手に飲まれるってこういうことなんだ、実力を発揮できないってこんなにも悔しいんだと、とてつもない分析を重ねてきた試合巧者の東大に痛感させられました。ちなみに東大への苦手意識はここから生まれました。


けど、この時期に学んだこともありました。
がめつくことの大切さです。
技術が追いつかなくても、率先して声かけて、わかんないこと聞いて、とりあえずやろうとして、もがいて、常に全力で、目立って。ファーストセットの時に周りを差し置いて勝手に67でて、男さんにいやこれファーストだからって怒られてました。
でもこうやっていけばどこかその姿勢が認められて、いつの間にか成長しています。
今の後輩達にはこれが足りないと思う。
思いだけでプレーすることでいつの間にか自然と体もついてくるようになるから。大切な学生生活を自分の手で掴み取ってほしい。
普段あんまり後輩に関わらない分、これを読んでいる後輩には伝わっててほしいです。

最近、後輩が筋トレって本当にラクロスに意味あるのかな?と言っている場面を見ました。そう思わせてしまっている自分達に責任を感じてます。そんなのしないよりした方がいいに決まってるし、立教がそこで優位性を取らないで、どこでとるのか?自分達に問いかけてほしいです。

それに付随して、自分の考えをもう少し話そうと思います。今はBチームがFAINAL4に進んで、一勝すれば全学というところまできています。
きつく聞こえるかも知れませんが、立教の成績として見られるのはAチームで、Bチームがいくら成績を残しても、それはBチームの成績です。
もし今年一部昇格できなければ、来年も単に2部の組織ということです。だからこそ立教のラクロス部として、選手は何が最大の貢献なのか、考えて見てほしいです。
就活では「全員が勝因となる学生日本1を目指し、」と謳い文句のように言ってきましたが、一個人の考えとしては、体育会である以上、最大の貢献は試合にフルで出場し、チームを勝たせること他なりません。その覚悟でやれば大抵のことは耐えられます。
だからこそ、後輩達にはもっと体を大きくして、自分たちのブレない軸を作り上げて欲しいです。技術は置いておいて、今年のチームが体で負けたと思った試合はありません。体作りは立教で前提として話を進めないと勝てない。首藤さんのあれ程きついトレーニングでも勝てないんだから。だから今の現状や立場に満足せずに常に高みを目指して欲しいです。

少し話が脱線しましたが、
2つ目の分岐点は諒輔さんかけられた「健、ごめんな」の言葉です。

2部降格が現実として決まったあの瞬間は本当に言葉になりませんでした。ずっと目標にしていた諒輔さんにグラウンドでこの言葉かけられて抱き合った瞬間は、人生で一番泣きました。凛さんの代、男さんの代と本当に可愛がって貰いましたが、一個上の代には特に可愛がってもらって、部活外でも親しくさせてもらっていた分、死ぬほど勝ちたかった。その反動はとてつもなく大きかったです。



そんな思いがきっかけとなり、今年のシーズン始まって、色んな人に背中を押してもらって主将に立候補しました。過去の先輩達を側で見てきたからこそ、自分の基準で目の前一つ一つを変えていけば組織は変わるんじゃないか?フィールドで1番走って、声出して、その姿勢が周りにいい影響を与えて、組織の精神的支柱になれるんじゃないか?でもこれまでの自分の甘い部分はみんな見ていただろうから、案の定投票で落ちました。組織に対して真っ直ぐに向き合うりゅうきが主将で本当に良かったと思ってます。

でも組織の最前線に携わっていたいと思い、DFリーダーに就任しました。この立場で日々感じることは、勝つ為の可能性を少しでもあげる事ってめちゃくちゃ楽しいなって。練習メニュー考えるのだって、試合のシナリオ作るのだって、試合中の戦術の選択だって、一つ一つの選択でチームの勝敗って大きく変わる。それってすごいスリルあることで、本当におもろい。でも責任ある立場だから間違えちゃいけないし、その選択を絶対正解にしないといけない。そんな思いで最近やってます。

今年から10傑制度も導入されました。主将候補の演説の時に、自分はグランド上で特に背中で見せたいと言いました。だからこその制度で1席は死守しなければならないし、コーチ陣からの期待値の表れだと思ってます。まだ期待にも応えきれてないし、佐藤とか、あゆきの方が1じゃねって思うことも結構あります。でも、今年の立教らしさっていうのは過去を色々知っているからこそ、自分が「立教とは何か」を体現しなければならないと思っています。この期待に残り約1ヶ月応え続ける責任があるので、泥臭く必死にやりたいです。

今年のDFはセットに関しては絶対的な自信があります。これは一部と練習試合をやってきて心から思ってます。うるさいけど頼りになるゴーリーが2枚いて、フィジカルで圧倒できるロングがいて、ミーティング中眠くなるロンミがいて、ボックスにはチルい後輩と、4年の果実がいて、自信ある戦術があって、それらを無駄にしない為にミーティングを重ねて擦り合わせています。
だからこそ自分達の持っている力を出せば、必ず入れ替え戦当日におもしろい試合ができると思ってます。だからこそ謙虚に。
男さんも2年前のブログで確か言ってました。負けるとしたら自分達から崩れていくパターンだと。

残りの試合に向けてあと少しだけ書こうと思います。
結果が全てだと思います。これまでの過程とか、練習試合で1部にどれだけ勝ったとか、2部に僅差だったとかどうでもよくて、当日に勝たなきゃ意味ない。それは2年時からリーグ戦に出場させて貰えてる自分が1番認識してるつもりです。だからこそ色々な人に強く要求し、独りよがりな部分は本当に多かったと思います。嫌な思いさせた人達すみません。でも、そんな過去も過去でしかなくて、結果を出さなければなりません。これは自分へのプレッシャーです。けど、ラストイヤーの最後の試合ぐらいこれを跳ね返して勝ったら絶対試合後のシャワー気持ちいいだろうし、シャンプーも色んな人から貸してもらえると思ってます。コーチ陣にはやくお酒をつぎたいです。その為に残りの期間、正しい努力をして、少しでも勝つ確率を上げる作業を、自分なりに積み重ねたいと思います。

総括として、色んな人にこの場を借りて感謝を伝えたいです。
間違いなくこの4年間の財産は「人」でした。
全ての人との出会いに感謝しかありません。
私の人生に影響を与え続ける一樹さん初め、1年時に六大学優勝し、圧倒的な背中で憧れの的となった現コーチ凛さん始めとする当時の四年生。
本気で日本一を目指せると思わせてくれた2個上の先輩方。だんさん。東京のお金持ちを教えてくれた真人さん。
FAINAL4行けなくて、共に熱い涙を流してくれた首藤さん。1on1誘っていただいて、もう一回ラグビーやれよって言って下さったこと今も相当覚えてますし、嬉しかったです。
自分に期待し続けてくれた、たけしさん、上島さん。応えられたかわかりませんが、間違いなく自分が大きく影響を受けた指導者でした。
今や伝説バイトになりつつある佐川急便を含め、あり得ないほどお世話になったこうたろうさん、大門さん、プライベートはわからないけどプレーはお手本にしていたし、多分自分の為に練習に顔出してくれる諒輔さん。いつも気にかけてくれた凛子さん。

現コーチ陣
将来、コーチ陣みたいなかっこいい大人になりたいと思ってます。それぐらい憧れの存在で、感謝しかありません。結果で恩返しするので後少しお願いします。桑さん、恋愛のアドバイスも引き続きお願いします。

ゆうだい
今年から2人でDFリーダーになって、ここまで来たけどとても充実してたし、楽しかった。
試合の勝敗が自分達にかかってるかと思うとその恐怖が楽しくて、そう思えたのは信頼できるゆうだいがいたからだと思う。
夏合宿で心の底から訴えてくれたこと。自分に足りないことを真っ直ぐに伝えてくれて、気付かされたことが多かった。衝突することもあるけど、それは色んな可能性を見れてる証拠だと思うし、それが2人いるメリットだと思う。
人がやりたくないことやってくれるゆうだいに感謝しかないけど、ギャグのレベルだけあげて欲しい。

はしもん
去年、クリアが上手くないと言われていた時代から、けいしょうのお陰で相当成長できたと思う。
フルフィ練でMDに文句言われるのが本当に気持ちいい。多分この感覚とか、理解度に関しては間違いなく学生の中では抜けてると思うから、大アンセット作ろう。

ラグビー部のみんな
飲み行くたびに自分がラグビー部に所属してる感じがして楽しかったし、本当に居心地が良かった。
引退は多分俺らの方が早いから、選手権決めたら同期全員で応援行きます。

大平、あゆきへ。
気を使うとかなく、ただ何も考えずにいれる関係性に感謝です。最近周りからは3人の関係性が酷いって言われるけど、そうです。
でもそれが心地よくて、ちょうどいい。
あゆきが岐阜とかじゃなくて立川配属になることを期待してます。
大平いつも車ありがとう。

両親
やりたいことをすべて何不自由なくやらせてくれて、支えてくれました。小学生から始まったスポーツ漬けの日々も、もうすぐ終わろうとしています。遠征先にいつも足を運んでくれて、お弁当作ってくれてありがとう。
学生スポーツ人生が終わるのを自分も悲しいのはもちろん、両親も相当名残惜しいと思います。けど、学生スポーツ最後に相応しい舞台だと思うし、4年間が結果として表れる絶好の機会だと思ってます。残りの2試合見守ってて下さい。


同期へ。
一緒に勝ちたい。それだけです。あとはタイで。



次はいつもみんなを見守るお母さん的存在の土田ひかりです。バトミントンでオリンピックいけそうだったとか、プレイヤーからトレーナーとなったひかりの普段あまり表に出すことのない熱い想いに期待です。