今朝の日経を見ていたら、すごく共感した記事がありました。
日経のスポーツのコラムは、他の新聞と比べて、スポーツを違った要素の切り口で紹介しているので面白くよく読んでいます。
日経を購読されている方はぜひご覧ください。
五輪について、というよりも、私たちの仕事にも置き換えることが出来るなと思いながら記事を読んでいました。
「お客様から金額で厳しい要求がある」
「相見積もりになって過剰な価格競争になる」
「お客様から厳しい要望ばかりを頂く」
よくこういう声を周りでお聞きします。
でも記事内にあるこの文章をこんな風に置き換えるのではないでしょうか。
復興に莫大な財源が必要な中、多額の強化資金を受け取る価値が自分たちにあるか。無駄金だと批判する人に対して「スポーツをさらに支援してください」と胸を張って言う覚悟があるか、と。
お客様が一生懸命仕事をして手にしたお金の中から、そのお金を仕事の報酬として受け取る価値が自分たちにあるか。
「私たちの会社、仕事に一票投じてください」と胸を張って言う覚悟があるか、と。
覚悟を持って、ひとつずつ積み上げていこう。
▼以下、平成26年8月12日(火) 日経朝刊 37面
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五輪で背負うものは
7月下旬、宮城県石巻市で小中学生向けのスポーツ教室に参加した。東日本大震災から3年以上が過ぎたが、現地を訪れる度に痛感させられるのは遅々として復興が進まない現実。
そしてスポーツに携わる者として目をそらしてはならないのが、2020年東京五輪・パラリンピック開催による負の影響だ。
ただでさえ土木工事などのための人材や資材は足りない。今後、五輪に向けたインフラ整備が本格化すれば復興工事が一段と遅れるのは避けられない。
さらに悩ましいのは予算の問題だ。金メダルをたくさん取って国民に感動を与える、という名目を錦の御旗にスポーツ界が強化費の増額を求める一方で、復興予算不足に悩む人たちがいる。
あのサッカー王国ブラジルですら、ワールドカップ開催よりも福祉や教育に予算を回すべきだというデモがあった。被災地の心情を思うと複雑だ。
もし選手や関係者が「地元開催の五輪なんだから強化費アップは当たり前」「他国と比べるとまだ少ない」という感覚なら、とても国民の支持は得られない。
ぜひ東京五輪を目指すすべてのスポーツ関係者には被災地を訪れ、自分自身に問いかけてほしい。
復興に莫大な財源が必要な中、多額の強化資金を受け取る価値が自分たちにあるか。無駄金だと批判する人に対して「スポーツをさらに支援してください」と胸を張って言う覚悟があるか、と
もちろん、選手の才能を開花させるためにお金をかけることは必要で、それはこの国の力になると私も信じている。せっかく半世紀ぶりに開かれる五輪なのだから、開幕後に、「東京で開催して良かった」と、みんなが思えるためにはどうすべきなのか。真剣に考えなければならない。
前回の東京五輪で日本は参加国中3位の金メダル16個を獲得している。それだけの成果を残せたのは選手一人ひとりが自分たちの背負うもの、スポーツが果たすべき役割を理解していたからではないだろうか。
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