最近、見たDVDでちょっと気になったDVDがあったから
紹介します。
ヴェロニカゲリンという映画。ヴェロニカゲリンというのは人の名前なんだ。
麻薬犯罪に力ではなくペンで挑んだアイルランドの女性ジャーナリスト。
ヴェロニカには家族がいる。かわいい息子といつも応援してくれる夫。
彼女は麻薬組織の核に近づくにつれて、危険が迫ってきた。
自宅に銃弾を撃ち込まれたり、殴られたり、足を銃で撃たれたりと
麻薬の既得権者は彼女を力でねじ伏せようとしたが、彼女は決して
その圧力に負けなかった。
しかし、ある日彼女は車を運転しているところ、二人組の男に銃で撃たれ
殺害されてしまう。
しかし、彼女の記事・死がきっかけで、麻薬犯罪に関しての流れが大きく
変わり始める。
彼女が殺害された翌週、アイルランドの国会では緊急審議が行われて
憲法が改正されて麻薬犯罪者に対して、資産の凍結ができるようになった。
同年、犯罪性があり収入源が不明な資産を没収できるCABが創設された。
矛盾で歪んだ社会に立ち向かっていった彼女の生き様にとても感動した。
彼女は決して完璧な人間ではなかった。麻薬組織の圧力に屈しそうに
なりながら、家族のことを考え、弱気になっていた事もある。
そんなところがこの作品をより奥深いものにさせるのであろう。
アイルランドでは現在でも伝説のジャーナリストとして有名のようです。
ただ、そんなに有能なジャーナリストだっただけに、もう少し慎重に行動を
して欲しかったような気がするなぁ…。
代償があまりにも高すぎる。本当に惜しいジャーナリストをなくしました。