今日と同じ明日がやってくる
そんなことが当たり前ではないと知った。
作るより壊すほうが
繋ぐより切るほうが簡単だと証明された。
知っていて何もしないことと
知らないことにさほど違いがないと打ちのめされた。
真実を求める目は
虚飾に彩られたメッセージを見抜けると信じた。
そして僕は曲を書いた。
2001年9月11日の出来事。
『新しい世界 新しい私』
夜が明ける前に 眠りにつこうか
ここは天国だ 掃き溜めの町
捨てるため生み出し 壊すため建てる
それが因果なら 時間よ止まれ
溢れる欲望のままに
今みなカルマを積んでる
全ては流れる水の如く
高きから低きへ行く
ピストルに込めた 弾丸の行方
ケネディかジョン・レノンか
カート・コバーンか
クジラは賢く ブタは愚かなんて
馬鹿な色分けの配給制度はいらない
ほらご覧 並べられたニュース
目隠しして読まされてる
誰かが ばら撒いたソース
もう食べ飽きたから
見たことのない 新しい世界
どこまでも伸びる 新しいレール
見たことのない 新しい世界
新しい私
誰かが ばら撒いた地雷が
そこにも眠る
止むことのない黒い雨は
全てを包み殺している
止むことのない賛成の拍手
銃声のように鈍く響く
見たことのない新しい私
染まらぬように守りたい
まだ見たことのない 新しい世界
新しい私