関羽の顔は、なぜ赤いのか??

三国志が好きだった少年、ワタクシ、ゆたろっとは『横山光輝三国志』にはじまり、いろんな三国志の本を読んでいました。
ある時、
古本屋さんで見つけた、黄色く日焼けした古い『歴史読本』に、三国志の民話、昔話、伝説を見つけました。
おそらく30年以上前の本?なので、ぼろぼろでした。
その中に衝撃的なエピソードが載っていました。
関羽に関する伝説。
昔ばなしを、
ちょっとだけ、お話しましょう!!
関羽雲長…、
三国志の蜀の武将で、義にアツく、文武両道の頼れる男。見事なヒゲで美髯公と呼ばれ、今では中華街では商売の神様にもなっている。
(劉備と出会う前は、塩の密売人をしていたとか…?)
そんな関羽が劉備、張飛と出会う以前のエピソード。
むかし、むかし、まだ関羽が若かれし頃、名前は関羽ではなく、常生(ジョウセイ)と呼ばれる若者だった。
(誕生秘話も面白いけど、それは…またの機会に)
鍛冶屋の息子、常生は背は高く、色白のたくましい男に成長していった。
ある時、友人が、悪党に許嫁を奪われたと仇討ちを常生に頼みに訪ねてきた。
悪行を許せず、怒った常生は仇討ちを決意、すぐに悪党を叩き斬ってしまった。
そして、迷惑がかからぬように、闇夜にまぎれて逃亡…。
ひたすら逃げた常生でしたが、役人に追われ、いよいよ、河のほとりで追い詰められてしまった。
追っ手がすぐそこまで迫っている。
もぅ駄目か…
あきらめかけて、まわりを見渡すと、お婆さんが河で洗濯をしていた。
挨拶をして、常生が救いを求めると、
老婆は突然、常生の顔面を、拳で殴り付けた
ブァーッと鼻血が吹き出すと、その鮮血を顔面になすりつけ真っ赤に染めた
つぎに老婆は、小刀で常生の長い黒髪を一束だけ切り取ると、ペッと唾を付けて、常生の口元にベタッと貼り付けた
そこに役人が駆け付けて、
「ババァ、ここに白面の若者は来なかったか?」
いいえ、来ておりません…婆さんと常生が頭を振る。
役人は急いで駆け去っていった。
やり過ごすと、常生は、すぐに河の水で顔を洗うのだが、どうしても赤みが落ちない。
むしろ、洗えば洗うほど赤さが増した。長い髭と赤い顔が、もとに戻ることはなかった。
救われた常生は礼を言おうと、振り返ると、そこには老婆の姿は無かった。
神が助けてくれたのか…?
その後、
逃亡者の常生は、ある関所を通過しようとした時、兵士に呼び止められて取り調べを受けた。
「お前の姓は?」
とっさに、常生は関門に書かれてる文字を指差し、
「姓は関…だ」
「では、名はなんという?」
空には長い白雲が流れている。
「雲長である」
「二字は字だ、名は何だ?」
その時、空を翔ぶ鳥から羽が一枚落ちてきた。
「姓は関、名は羽、字は雲長だ。」
常生は関羽雲長となった。
常生は関羽となり、顔も赤く、黒く美しい髭が蓄えられたという。

信じるか信じないかは、あなた次第~
古い『歴史読本』より

三国志が好きだった少年、ワタクシ、ゆたろっとは『横山光輝三国志』にはじまり、いろんな三国志の本を読んでいました。
ある時、
古本屋さんで見つけた、黄色く日焼けした古い『歴史読本』に、三国志の民話、昔話、伝説を見つけました。
おそらく30年以上前の本?なので、ぼろぼろでした。
その中に衝撃的なエピソードが載っていました。
関羽に関する伝説。
昔ばなしを、
ちょっとだけ、お話しましょう!!
関羽雲長…、
三国志の蜀の武将で、義にアツく、文武両道の頼れる男。見事なヒゲで美髯公と呼ばれ、今では中華街では商売の神様にもなっている。
(劉備と出会う前は、塩の密売人をしていたとか…?)
そんな関羽が劉備、張飛と出会う以前のエピソード。
むかし、むかし、まだ関羽が若かれし頃、名前は関羽ではなく、常生(ジョウセイ)と呼ばれる若者だった。
(誕生秘話も面白いけど、それは…またの機会に)
鍛冶屋の息子、常生は背は高く、色白のたくましい男に成長していった。
ある時、友人が、悪党に許嫁を奪われたと仇討ちを常生に頼みに訪ねてきた。
悪行を許せず、怒った常生は仇討ちを決意、すぐに悪党を叩き斬ってしまった。
そして、迷惑がかからぬように、闇夜にまぎれて逃亡…。
ひたすら逃げた常生でしたが、役人に追われ、いよいよ、河のほとりで追い詰められてしまった。
追っ手がすぐそこまで迫っている。
もぅ駄目か…
あきらめかけて、まわりを見渡すと、お婆さんが河で洗濯をしていた。
挨拶をして、常生が救いを求めると、
老婆は突然、常生の顔面を、拳で殴り付けた

ブァーッと鼻血が吹き出すと、その鮮血を顔面になすりつけ真っ赤に染めた

つぎに老婆は、小刀で常生の長い黒髪を一束だけ切り取ると、ペッと唾を付けて、常生の口元にベタッと貼り付けた

そこに役人が駆け付けて、
「ババァ、ここに白面の若者は来なかったか?」
いいえ、来ておりません…婆さんと常生が頭を振る。
役人は急いで駆け去っていった。
やり過ごすと、常生は、すぐに河の水で顔を洗うのだが、どうしても赤みが落ちない。
むしろ、洗えば洗うほど赤さが増した。長い髭と赤い顔が、もとに戻ることはなかった。
救われた常生は礼を言おうと、振り返ると、そこには老婆の姿は無かった。
神が助けてくれたのか…?
その後、
逃亡者の常生は、ある関所を通過しようとした時、兵士に呼び止められて取り調べを受けた。
「お前の姓は?」
とっさに、常生は関門に書かれてる文字を指差し、
「姓は関…だ」
「では、名はなんという?」
空には長い白雲が流れている。
「雲長である」
「二字は字だ、名は何だ?」
その時、空を翔ぶ鳥から羽が一枚落ちてきた。
「姓は関、名は羽、字は雲長だ。」
常生は関羽雲長となった。
常生は関羽となり、顔も赤く、黒く美しい髭が蓄えられたという。

信じるか信じないかは、あなた次第~
古い『歴史読本』より