アメリカの大学は卒業生の初任給平均も公開されています。 | トロントで出会った英単語を調べました。

アメリカの大学は卒業生の初任給平均も公開されています。

日本の大学では就職先だけだと思いますが、アメリカの大学は卒業生の初任給平均も公開されています。

 

 

上のサイトは、イリノイ大学工学部の電子電気及び情報工学科(Electrical and Computer Engineering)のサイトです。

見ていただけるとわかりますが、2021-2022学年度のボーナスを含まない平均初任給(つまり基本給)が、

Electrical Engineering: $87,769 ( 約1400万円)
Computer Engineering: $109,176(約1740万円)

円安の影響も大きいですが、学部卒でこんなにもらえるんだと驚きました。そして、EE(電子工学専攻)とCE(計算機工学専攻)の差にも…。私の専門はEEです。

また、学部卒業後の進路についてもデータが載っていますが、就職する人の方が多いのも日本の工学系と違うなと思いました。

日本の理系学部生は殆どの人が大学院に進学し、実質6年学生をすることになっていると思います。実際私もそうでしたし、私の周りもそうでしたし、下の東工大のサイトでも、90%が大学院へ進学と書かれています。

 

 

が、イリノイ大学の場合、約6割が学部卒後に企業へ進学とあり、こういう違いをカナダでも感じていましたが、数字でもはっきりそう言う傾向が出ていて面白いなと思いました。

一旦就職してから大学院へ戻るというパターンもあるかと思いますが、学部卒でこれだけもらえるなら、即就職でいいのかもという気もします。

また、他大学との授業料の比較もこちらのサイトでされており、

 

 

いい教育がこんなにお得な価格で受けられますよと強調されていますが、州外生の1年間の費用は$55,966(約890万円)で、それでも高額です。

大学の宣伝の仕方も、文化の違いがあります。

[調べた英単語]
salary → 給料
AY = Academic Year → 学年