世界一流エンジニアの思考法 (文春e-book)
Amazon(アマゾン)
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41PjuwcEzYL._SL500_.jpg)
「世界一流エンジニアの思考法」を読んで気が楽になりました。
色々参考になることが書かれていたのですが、特に印象に残った3つを書きます。
一つ目。
優先順位をつけ、順位の低い物は諦めること。今まで優先順位をつけて仕事してましたが、順位をつけても、リストの下のものまで終わらせなければと思っていました。時間的にもリストの下までたどり着けないのに、終わらせないといけないと思っていると精神的に負担だったので、「大切なことを優先したら出来ないものもある。」と割り切る気持ちを持てるようになりよかったです。
二つ目。
やはり学習は大事だということ。忙しくても、自分で学習時間を確保しなくてはいけないと思いました。確かに、その日小さくても何か学びがあると、例え仕事が予定通り進まなくても、なんだか充実した気分になります。いつもすべき事は沢山あるのですが、時間区切って自分の勉強の時間を少しでも持たないといけないなと思いました。
三つ目。
日本は批判文化があり、チャレンジしにくい傾向があるということ。これは自分もその思考に染まっているのを自覚しました。例えば、以前大きなミスを発見したことがあるのですが、その時に間違いをどう修正するかに力を注ぐのはもちろん賛成なのですが、なぜその間違いが起こって気づかれなかったかの検証が、日本の会社の時に比べると弱かったことをおかしいと思っていたからです。
間違いを繰り返さないために徹底的に検証すべきと思っていたのですが、この本や著者のブログを読んで、批判しすぎる文化の危なさを理解しました。
この本の思考法は、エンジニアの仕事だけでなく普段の生活でも使えるなと思います。オススメの本です。
[調べた英単語]
critical culture → 批判の文化
thoroughly → 徹底的に