マーチブレイクまでかかりました。 | トロントで出会った英単語を調べました。

マーチブレイクまでかかりました。

アメリカでは4月に春休みがありましたが、カナダでは3月にマーチ・ブレイクという春休みがあります。今年は3月16日の週がお休みなので、ただ今お休みのまっただ中。予定を組みながら、そういえば娘が完全に幼稚園に泣かずに行けるようになるのに"Marck Break"までかかったなあと思い出しました。

日本では6ヶ月から保育園に通っていた娘ですが、そのときから朝私と別れるのが苦手でした。1歳になっても、私が送ると泣いてしまうので、夫に送ってもらったりなどなどいろいろ試行錯誤しましたが、毎朝辛い日々でした。先生方には、すぐ泣き止んで遊んでますよと言ってもらえるですが、迎えに行くとまた泣いたりするので、本当に申し訳ないなあと思っていました。

そんなママッ子の娘ですが、やはり、言葉の通じない英語の環境はさらに大変だったようで、なんだかんだで9月入園から約半年、落ち着くのに時間がかかりました。私は楽しいブログを読むのが好きなので、楽しいことやおすすめのことだけ書こうと思っているのですが、もしかしたら、同じ境遇の人もいるかもしれないと思うので、今回は少しクラ~イ(しかも長い)話を書いてみます。

まず、子供は3ヶ月も泣けば英語の環境に慣れるから大丈夫という話を聞いたことがありますが、もしそうだとしても、それを側で3ヶ月も見ていることは、親には耐えられないと思います。特に、子供と一緒の時間の長い専業主婦には、きつい状況です。娘はおしゃべりだっただけに、日本語なら話せるのに英語だと思うように話せないということも、ストレスのようでした。お迎えに行くと、帰り道、堰を切ったように話しだすので、ああ、たまってたのかなあと思いつつ話を聞いていました。

たくさん悩んだことはありましたが、一番悲しかったのは、娘が、幼稚園で皆が私のことをBabyっていうから嫌だと言い出したときです。英語が上手に話せず、さらに体も小さく、そして、年齢もクラスで一番下だったので、クラスの子達は悪気なく呼んでいたのでしょうが、プライドの高い本人は、傷ついていたようです

そのときは、私がしたことは2つです。

1つ目。家で、どういう風に英語で言わないでほしいと伝えるかを教えて練習しました。

2つ目。頑張って家で紙に書いて練習してから、勇気を出して担任の先生に相談しました。

相談してみると、担任の先生も、他の子達が娘を小さい子扱いして膝に乗せたりしていることに気づいており、小さくてかわいいからお人形みたいに扱ってしまうみたいで悪意はないのですが、見つけたら注意していますというお話でした(人当たりのいいデキル先生です)。そして、その場で娘に、やはり英語でどう話せばいいか("I feel sad when you call me Baby.")を教えてくれ、今後も注意してみていきますと話してくださいました。

このとき思ったのは、やっぱり、カナダではしっかり自分を主張することを小さいうちからも教えていくんだなということと、先生に話して良かったなということでした。

そんなこともありながら、毎回先生に抱っこしてもらって涙ながらにバイバイする日が続き(赤ちゃんと呼ばれたくないくせに行動は赤ちゃんだったのですが)、こちらも、幼稚園以外に英語に触れる場がないものかと探しまわり、また、お迎えにきているお父さんお母さんに家に遊びにこないかと声をかけ続け(今思うと、変な人だったかも)、なかなか頑張りました。

英語のDVDを見せて英語に慣らすという方法もあったと思うのですが、夫の”家で1人でテレビを見るのではなく子供は出来るだけ友達と遊ぶべき”という意見が正論だけに反論できず、一緒に遊ぶ友達を探しました。ただ、午後のクラスは保育園から先生に連れられて幼稚園に登園し、2時間半幼稚園で過ごした後はまたお迎えにきた保育園の先生に連れられて戻るいう子供が半数以上のため、遊べる子は2人くらい。しかも、習い事などがあるのでなかなか毎日は遊べない状況でした。そのため、保育園に一旦入れたのですが、娘は馴染めず、逆にダブルパンチでストレスを貯める状態になり、保育園の先生に相談しましたが、きめ細かい心遣いをして下さっていた日本の保育園を知っている私には対応がビジネスライクに感じ、保育園は辞めて親も一緒に参加できるプレイスクールに入れ直しました。

結局、振り返ると、どれが決定打になったのかはわかりませんが、頑張って約束を取り付けたプレイデートとプレイスクール、そしてバレエ教室がよかったかなと思います。今年度は仲良しの子と一緒にクラスも午前に変え、一緒のアフタースクールに行き、プレイデートも週1回は必ずするようになったので、昨年度まで泣いてたのが本当に嘘のように楽しそうです。

子供の性格によると思うので、周りを見ても、ここまで気にしなくても大丈夫な子もいます。なので、これは、もし、内弁慶で、おしゃべりで、プライドが高くて親離れが出来ない子の場合の参考になればと思います。

いずれ英語は話せるようになると思いましたが、学校にネガティブな印象をもってもらいたくなかったことと、すぐ泣き止むと聞いてもやっぱり泣いてるのをみると辛かったので、英語を早く立ち上げてあげたいなと思ってました。

今1年前を振り返って、必死だったなあとのんびり思えてよかったです。

そう思いつつ、1年前の写真を見ていると、まだかなり雪が残っていました。今年は、去年に比べると早く雪が溶けてくれたようです。


 

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