小間使い(4) | ストーリー短歌

小間使い(4)


な なるほどと頷くばかり旦那様 ちやほやされて溺愛されて

ら ラメの服ねだり手にして有頂天 舞台を真似てお辞儀深々

む むずかしいことはさっぱりわからない 天気任せの毎日だけど

う 打ち解けて交わす口づけ膝の上 雲に上った心地でふわり

ゐ 忌み嫌う奥様たちの目が光る あんな娘は追い出したいと

の のらくらで男漁りに明け暮れる ろくでなしめと目を光らせて