『キミの笑顔を最後に見たのは……いつだろう……』
毎朝、コツンと窓の外から音がする。カーテンを開けると……
樹「○○、おはよう笑」と笑顔の彼
○○「おはようっ……いっちゃん笑」と微笑む
2人は幼馴染で、幼稚園の時から一緒だった。
高校生になって半年くらいたってからか彼女から笑顔が消えた……
【クラス】
女子「ねぇ笑 あんたさ、樹のなんなの?笑 いつも一緒居るけど、何様のつもり笑」
○○「……(あんたが何様だよ)」
女子「ちょっと!何とか言ったらどうなの?」
○○「(小声)別に……私は…彼女じゃ…」
女子「はぁ?聞こえない笑」
○○「だからっ彼女じゃない!私といっちゃんは幼馴染っ!」と教室を飛び出すと……
樹「○○……?」
○○「……っ!」と何も言わずに去るも泣いていた
樹への気持ちを少しずつだが芽生えていたのに……“幼馴染”が壁となって気持ちを抑えていたからこそ樹に聞かれた事がショックでその日から言葉する交わす事なく、高校生活を送っていた
家では、『樹くんは?』『樹くんも呼んで夕飯にしましょ』など親が話すも何も頭に入らない
そんなある日、母に頼まれ買い出しに行った帰りに樹と出会った
樹「よっ……!」
○○「うん……」と久しぶりに言葉を交わす
樹/○○「あのさ……」
樹「悪ぃ……先言って?」
○○「いや……いっちゃんから言って?」と久しぶりに彼の名を呼ぶ。
樹「もう、無理……」と抱き寄せる
○○「いっちゃん?」
樹「もう無理するな。自分に嘘ついて、素直だった気持ちに蓋するな!俺は○○から笑顔奪った……いつも○○の事、考えてた……」
○○「いっちゃん……ありがとう!でもあの日、素直な気持ちをぶつけてたらってずっと後悔してた……幼馴染っていう壁を超えられない自分がいたから……それにっ!」と会話を遮るかのように突然キスされた
樹「ばーか笑 とっくに気づいた笑 ○○はなんも悪くねぇよ笑 俺もはっきりさせとくべきだった。好きだ!俺と付き合ってくれ!」
○○「え?」
樹「とぼけんな笑」
○○「私も……好き!樹が好きっ!」と抱きつく
樹「呼び捨てとか卑怯だろ笑」
○○「ふふっ笑」とやっと彼女に笑顔が戻った。
そして、2人は付き合い事になった。