壱馬『もしもしっ!』

○○『うんっ!』

壱馬『悪ぃ……今日会えねぇわ💦先輩がどうしてもって来い聞かなくて…』

○○『また?笑 部長さんは大変だ笑 でも無理しないでよ笑 壱馬はなんでもやっちゃうから……』

壱馬『分かった笑 ありがとな!』

○○『うんっ!じゃあね笑』

女『壱馬〜早く〜』

壱馬『おう!……あっ○○、来週楽しみにしとけよ笑』

○○『うん……分かった……』と電話越しから女性の声がした

彼女の脳裏に不安がよぎった

壱馬は大学へと進学してボーカル&ダンスサークルに入り、大学では人気者であった

そんな事を知らずに、離れていた5年が彼女にとって重く感じていた

そんな彼女を見かけた沙織は、悲しそうな表情を見逃さなかったがそれ以上に深入りはしなかった

そして……翌日もまた翌日も壱馬と会えずに誕生日の朝を迎えた


○○「おはようございます笑」

女の子「あっ!○○ちゃん、誕生日おめでとう」

○○「ありがとう笑」

男の子「○○!誕生日だろ!俺が祝ってやるよ笑」

○○「ちょっと生意気な笑」と追いかけっこしていた

沙織「○○ちゃん、こっち!」

園長「○○ちゃん、誕生日おめでとう。はいこれ」と袋を渡された

沙織「誕生日おめでとう!私たちからのプレゼントよ」

○○「園長先生、沙織さん……ありがとうございます」と涙が出た

沙織「ほら笑 主役は笑顔でなきゃ笑」と背中を押してくれた

そして壱馬との約束である夕方まで頑張って働いた