漫画家の倉田さんの記事が掲載された。
『漫画家の倉田真由美氏が3日、SNSで電車の優先座席
についての思いを吐露した。倉田氏の夫で映画プロデュ
ーサーの叶井俊太郎氏はステージ4のすい臓がんで闘病
中であることを公表している。倉田氏は自身のX(旧ツ
イッター)で「夫はステージ4の末期癌。昨年から30
kgくらい痩せた。でも、初めて会った人が『この人病
気かな』とすぐさま気づくほど弱々しくは見えない。」
と前置き。続けて「普段電車で会社に行ったり打ち合わ
せに行ったりしているが、やはり体力がなくなっている
ので長く立っているのは辛い。」と説明した。さらに「
先日、夫が貧血気味で優先席に座っていたら、高齢者に
咎められたそうだ。『ここはあんたが座る席じゃないよ』
元気なら事情を話したがそれすらしんどくて、黙って席
を立ったらしい。」と叶井氏が電車内で心ない言葉をか
けられたと明かした。「優先席に座る人は健常そうに見
えてもそうじゃない場合もある。若そうに見える、健康
そうに見えるだけで『けしからん』と決めつけるのは本
当にやめてほしい。自分の病気のことを人前で言いたく
ない人だっているんだから。」とやるせない思いをぶつ
けた。』
デイリーの記事より引用↓
こうした記事を読むほどに、いつから日本人はこんなに
優しさに欠ける人間が増えたのだろうと思う。
相手のことを思いやることのできない日本人が増加して
きていると思うのは、私だけだろうか?
日本人の質が近年大きく変わってきた。自分さえよければ
それでいいという人間が増加してきたのはなぜなのだろう
か?
かつて私が学んだ少林寺拳法の創始者である宗道臣先生は
「半分は自分の幸せを、あと半分は他人の幸せを考えること
ができるような人間であるように」と指導されました。
日本人に今必要なのは、少しばかりの他人を思いやる心では
ないのだろうか?そんなことを感じた記事でした。