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Aバトンは、実に数多くのプロトタイプが

制作されたが、芦原先生が警察官使用で

考えていたのが、右側のものである。

その後芦原会館の護身用具販売通販で

売られるようになったモデルが左側の

バトンである。

芦原先生は、いくつかの警察でAバトン

の指導を行ったのだが、その時に使用

していたのは、右のタイプのものである。

Aバトンの使用において使いやすさから

言えば、右側の警察官使用で作られた

もののほうがはるかにつかいやすい。

また右側のものは、本革を使用しており

丈夫である。左側のモデルは、合皮製で

留めるボタン部分が弱く、すぐダメにな

るという難点がある。おそらく制作コスト

の点でも右側のもののほうが高くついて

いるはずだ。

芦原先生のマニュアルには、Aバトンを

左右にもって使う、ダブルAバトンの技術

もちゃんとあった。相手が凶器を所持し

ていた時にAバトンでどう防ぎどう戦うか

そうしたトレーニングマニュアルもすで

に芦原先生は考えていた。つまり

武器術のあらゆる可能性について考える

のが、芦原先生のスタイルでもあった。

そうした芦原先生の資料は、今年4月から

新たに始まる「最強格闘技解体新書」で

すべて公開する。

関心のある方は、メルマガ「最強格闘技

解体新書」をぜひ購読してもらいたい。

さらにその内容は、今後書籍化はされない

ので、マスターしたい人はぜひ4月からの

「最強格闘技解体新書」を見てほしい。

この武器技術等は、今回が最初で最後の

公開になる。天才の遺した資料を毎月公開

していくので、期待していただきたい!