最近、紳助とヤクザの関係が週刊誌では大きく取り上げられている。
さて、空手業界はどうかというとその団体の多くは、ヤクザと関係が
あるといっていいだろう。
某団体Sは、全日本大会の前日に大きな会場を借りて前夜祭と称し
試合に出る選手らと大会関係者が招待される。
その顔ぶれは、関西の大手ヤクザ組織の幹部の顔もちらほらという
まるでヤクザ屋さんの集会状態である。
これは、わたしがまだ現役で試合に出ていた何十年も前の話ではあるが
某団体のX氏とその有効団体が、大阪のクラブで飲んでいた時に、敵対
する暴力団Y組とがもめたことがある。
どちらの人間も名前を出せば、超の名がつく有名人である。
この時その二つの団体の間にはいって仲裁したのが、全日本のチャンピォン
にもなったNであった。
現在N自身が、某組の組員に空手を指導しているという噂がある。
このように空手業界は、ある部分では深くヤクザ業界と結びつぃている。
かれらは、常にもちつもたれつの関係を保っているのである。
大きくて有名な団体だから、ヤクザ組織とは関係ないだろうというのは
大きな間違いでもある。大きな団体ほど、そういう組織を必要とするのである。
最近もある団体の話のロイヤリティの話が出た。
現在、ある組織に加盟している者が、その団体の支部道場を出す場合には
総売上の5%~10%が平均である。
なかには、総売上の50%をロイヤリティとして上納させている団体もある。
なぜそんなにロイヤリティが高いかというと、金の一部が組関係者に流れている
からなのである。
なかには、Zという団体のように組織の長が、ただ欲どおしいだけという場合
もあるが。。(毎晩高級クラブで飲み歩いていたのが有名である)
昔から、ヤクザ業界と空手業界は切っても切れない間がらなのである。
この業界では、人が急に居なくなったり、事故にあうなどということは珍しい
ことではない。仁義をかいたり、恥をかかせた人間が、ある日突然消えたり
その家族が事故に会うことがある。
それらは、すべて仕組まれたものであるのだが、それらの事実が表にでる
ことは決してないのである。
これなどは、一般人は知らない方がいい世界だといえるだろう。
どちらの世界もメンツや筋、仁義を重んじるがゆえに、それを潰された場合
には、徹底的に御礼参りをする世界なのである。