どうも雲です。お久しぶりです。
タイトルの通りなのですが、先日親に2回目のカミングアウトをしました。
1回目は去年の秋ごろに、性別違和があることや名前を変えたいことを伝えていました。
しかし全く理解が得られないままで、通称名の使用や治療は厳しい状態でした。
無断で治療することを決意していたのですが、ふとどうでもよくなってすべて暴露することにしました。笑
どうやって?
僕は口で話すのがとても苦手なので、確実に伝えたいときは必ず文章を使います。
今回はGoogle docで書いた手紙を印刷したものを渡しました。
手紙の内容としては、性同一性障害ftmであること、性自認が男性であること、どれだけ生きるのが辛いか、もう生きるのが限界なことや、自分の責任とお金で治療をしなければ死んでしまうから許してくれといったものでした。
それ以外の資料は、性別違和に気づいた経緯をパワポのタイムラインで作成し、印刷したもの。
今後の治療の予定や、ホル注をしたらどう変化するのかなどをまとめた紙もいれました。
手紙がA4で5枚ほど、タイムライン6枚、今後の治療の予定1枚と、計12枚になりました。
そのまま折らずにデカい封筒に入れ、親の部屋に隠し、夜になったらLINEで「○○に封筒あるから見てね」と送りました。笑
昼間のうちに見つかってしまったら困るし、かといってずっと気づかれなくても困るのでこういう方法をとりました。
翌朝・・・
いやもう、翌朝は心臓バックバクでしたよ。
LINEは既読になっているし封筒は見つかったはずなのですが、そもそも読んだのかもわからないし怖くてしばらく部屋から出られませんでした。
意を決して親がトイレに行っている隙にリビングに滑り込み、何事もなかったかのように朝ごはんを食べ始めました。
戻ってきた親がこれまた何事もなかったかのように話しかけてきたので、こういう普通な感じでいいんだとひとまずホッとしました。
それで少し経って、親がいきなりホル注はどこの病院でするのかと聞いてきました。
別におおごとな感じもせず、普通の話をしているみたいに切り出してきたので驚きはしたのですが、僕も普通に応じました。ホル注をはじめとした治療は僕にとっては当たり前のことで、絶対に必要なことで、ずっと前からやると決めていたので何も不思議なことはないのですが・・
親からしたらかわいい娘(本当は息子)が声も低くなって男になるのは嫌なはずなので・・
僕が治療するといったらてっきりパニックになって暴走すると思ったのですが全くそんなことはありませんでした。
親はいたって冷静に治療の話や僕がftmであることを受け止めてくれました。
これにはむしろ僕が驚きました。
親もなにかしら覚悟していたんでしょうか。
ちなみに後日、父親からも連絡があり・・「気づかなくてごめんね」と、自分の選択を尊重してくれる感じでした。これで晴れて家族全員の理解が得られたことになります。
正式に治療ができます・・!!
というわけで今までバイトで貯めたお金を使って、来月早速診断書を取りホル注を始めます。
関東に住んでいるので、有名なクリニックを選びました。
- 早稲田通り心のクリニック ←診断書
- パーソナルヘルスクリニック ←ネビドジェネリック
名前について
通称名の使用は一度親に猛反対されたのですが、今は割とおっけーな感じのようです。
診断書が取れたら、即座に大学に通称名申請願いを提出しようと思います。
うまくいけば学生証も通称名で発行されるので、かなり強力な使用歴になるはずです。
改名することも真面目に考え始めました。申立書、使用歴、戸籍謄本、などやろうと思えば今からでも集められそうな書類たちです。
情報をきちんと集めてから取り掛かろうと思います。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
親にカミングアウトして理解が得られたことは、僕の性転換の大きなターニングポイントとなりそうです。
今まで性別違和があることや名前を変えたいことしか伝えていなかったので、親からしたらなぜそうなっているのか実際どうなっているのか何も知らないままでした。その何もわからない状態だと理解できなくて当然です。
僕が自分の苦しみに耐えるのに精一杯で、否定されるのがとても怖くて、なかなか伝えることができていませんでした。死ぬほど苦しんでいることを演技だと否定されてしまったら、それこそどうなるかわからなくてすごく怖かったです。
最近頭がボーっとしていてあまり考えられないので、考えてもわからないしどうでもよくなって全部伝えたのですが、うまくいったからこそそうしてよかったと思っています。
ではまた。