念願だったウォルフガング・ライプの花粉の作品を森美術館で観てきました。
展示会場が個人的に苦手な森美術館だから、あんまり期待してなかったけど、
けど、
とても素晴らしかった❗️
◎採取した花粉を敷き詰めた作品。
◎大理石を浅く削り、そこにミルクの表面張力スレスレまで入れてあたかも大理石の一枚岩かのように見える作品。
◎蜜蝋の板で作ったぬくもり溢れる小屋。
ミツロウって優しい良い匂いがするのね!
*これは撮影NGでした。
この優しさ、
気の遠くなるような過程を経て整えられた唯一無二な存在感。
すべての生き物にアクセスするかのような繊細さ。
それらが豊かな詩情を泉のように放射し、余白と響き合ってある種のエコシステムを作っているかのよう。
感無量で忘れかけていたものが私の中で爆発しました。そして自分の内側にもかつて広い余白があったことを思い出しました。
近年のきゅうきゅうとした生活様式ですっかり忘れてたんだった。
今はすっかり自分をモノみたいに整理して他人様に迷惑をかけないように…って生き方が身についちまったけど。
だけど生きるってそれだけじゃないよね?!
自然の美しさに立ちどまったり涙していいんだよね?
私たちは記号じゃない、モノじゃない。
スクリーン越しの情報だけが正義じゃない。
時のうつろいを空気を自然をリアルを味わっていいんだ。
この瞬間に心を溶け込ましめて、ニッコリ微笑んで至福にひたっても良いのだ❗️❗️
心の中で呵々大笑しました。
原っぱに解き放たれた子どものように。。。
前にライプの作品が東京に来た時わたしは観に行けなかった。そのころはおそらく2000年代初頭くらいで、まだウェルビーイングというカタカナも世間に定着してなかった頃。
たぶん作品をふつうに写真に収めていいなんてこともなかった。SNSやクチコミのチカラを認めたってことかな。
時代は変わるね。
あ、その頃は展覧会の入場料もいまの半額くらいだったような(笑)


