ソーシャルセキュリティナンバー(Social Security Number、SSN)。
アメリカで生活にするには必須のマイナンバーカードのようなもの(マイナカードよりもっと重要)。
入国後、しばらくイリノイで研修。その後オハイオへ。
会社には日本人がおらず、社内のインド出身者に聞いてみた。
彼曰く、まず住所が必要なので、SSNの前に家を見つけるべき、とのこと。
しかし、ネットで家探しをしようと思うと、申し込みにSSNが必須だったし、
もっと言うと、銀行口座開設にもSSNが必要だった。
しかし、家が見つかるまでは、ホテル住まい。
早速近くのSocial Security Administrationを訪問してみた。
私「Illinoisの会社住所をSSNの登録に使いたいです」
スタッフ(以下S)「Illinoisの住所は使えません。ここでは、Ohioか、州外なら、Kentukkey, Tennesseeしか認められていません」
※どうやら、オハイオ、ケンタッキー、テネシーの3州は同じ管轄のようだ。
私「では、仮住まいのホテルの住所でいいですか?」
S「OK. 証明できる書類はありますか?」
私「はい。このペイチェックで良いですか?」
※Paycheck。給与明細。この時は銀行口座がなかったので、なんと本当にCheck(小切手)をホテルに郵送してもらっていた。
S「Perfect。ではI94などのビザ書類を見せてください。あとは、必要な書類に記入してください」
いろいろ記入し、完了。2週間以内に、登録住所に郵送されるそう。しかし、早くSSNを使った申請をしたいので、
スタッフに聞いてみた。
私「先に番号だけ教えてもらえませんか?」
S「今から48時間経過した後に、オフィスに来たら教えられますよ」
~2日後~
私「一昨日、申請をしたのですが、ソーシャルセキュリティーの番号を教えてください」
スタッフ(2日前とは別の人)「え?何?教えられません」
※なぜか、Day before yesterdayが通じなかった。ショック。
私「2 days ago ! 24 hours past! SSNを教えてください!!」
S「ああ。ちょっと待って」
パソコン画面を見ながら、サラサラっとポストイットに記入。
S「はい。どうぞ」
私「ありがとう!」(え、こんな簡単でいいの?間違ってたら怖いな)
「念のため、一緒に番号を再チェックして貰っていいですか? Seven, one, one,,,」
こうして2日間でSSNを取得できた。
早速その足で銀行へ行き、口座も同日開設できた。
ちなみにSSNカードの原本は、7日後にホテルに郵送されてきた。
※この情報は2024年現在のものです。
【余談】
SSNのオフィスは、平日午後に行ったせいもあるが、ぼろぼろの車が多く、
若干荒んだ感じのする雰囲気だった(おそらく生活保護的な関係で来場している人が多いからか)。
しかし、オフィスの対応は素晴らしく、①ネットで予約できる。
②ネット予約しなくても来場時にスマホでチェックイン。呼び出しが近づくとテキストメッセージが来る。ととても便利。
これだけで、ドイツ外人局(ausländerbehörde, 英語だとMunicipal Immigration Office)と
比較すると本当に便利で、スタッフもみんなフレンドリーで、とても親切だった。
ドイツ外人局はGoogleマップ上のレビューにも怨嗟の声がめちゃくちゃ投稿されてて、
対応のひどさ、待ち時間の長さ、予約してても無視されたりと、すごい内容でとても思い出深かった。