メスカバたちとのパーティーの会場です。


おっさんたちはまったく気乗りがしませんでしたが、


2cm弱のカバがどうしてもと言うので、仕方なく参加したみたいです。


ドレスアップしたメスカバたちは、


「わたしが1番キレイでしょ」という視線を男たちに送っています。


歩き方やグラスの持ち方、笑い方にも気を配っている様子です。



タキシードでキメてきた2cm弱のカバはドキドキしています。


きらびやかなメスカバたちを見て、


あま~い恋愛の空想をどんどんふくらませています。


しかしメスカバたちは、2cm弱のカバには一切興味を持っていません。


ほとんどのメスカバの視線の先にあるのは、


寝床用のダサいジャージを着た15cm強のおっさんです。


自分たちより遥かにデッカいおっさんを見て、魅力的に感じているのです。


口々に、


「いいわ~、あのおっさん、たべちゃいたいドキドキ


みたいなことをつぶやいています。



当たり前ですが、


15cm強のおっさんは、カバには一切の恋愛感情を持ち合わせていません。


なので非常に困っています。


カバ主催のパーティーに参加したことを心から悔やみました。


苦肉の策として、


おもしろい顔ときもちわるい顔を交互に2秒ずつ繰り返しました。


さすがに、

変わったヤツだと思われて嫌がられるだろうととっさに考えた方法です。


しかしメスカバの一匹が、


「うひょひょーい、トーテムポールみたいでステキーーー

このおっさん、一気にたべちゃいたいドキドキ」と言いながら、


15cm強のおっさんに猛突進してきました。


それをキッカケに、他のメスカバたちも物凄い勢いで飛びかかってきました。


15cm強のおっさんは、もみくちゃにされています。


時々白目をむきながらも、


必死に気を失うまいとしているのですが、たぶんそろそろ限界です。


メスカバたちの勢いは、もはや誰にも止められません。


2~4cmのカバのウエイターたちもオロオロしています。



それを見ていたおっさんたちは、


念のために厚底のブーツや下駄を脱ぎながら、


15cmもなくて良かったと心の底から思いました。


2cm弱のカバも、


2cmほどで助かったと、親やらDNAに感謝していたみたいです。



その日以降、寝床の冷蔵庫から牛乳が消えました。



物語は続く。お楽しみにぶーぶー



今日も衛星イオです。