最終回です。
堪能しました!
私、第4話で、
「あっ、真犯人は、お母さん(りょう)だ!」
と、とんちんかんなことを思ったんです。
だって、父ちゃん、ホントに、ろくでもないし。
お母さんひとりですごく苦労してるし。
あの夜、功一が「母ちゃん、泣いてた」って言っていたし。
「口論の末、思い余って殺害。で、自害」
というのが真相だと推理しました。
包丁はお母さんの胸にあったので、順番として
父ちゃんのほうが先に刺されたのは明確だったし。
「うふふ、犯人わかっちゃったんですけど~
(中谷美紀ちゃん風に)」
などと悦に入り、ネタばれ(原作の)サイトに行ってしまい、驚愕。
ええええ~~~~!! Σ(゚д゚;)
犯人が柏原さんだったなんて!
Kが真子だったなんて!というくらい驚きました。
ということで、第5話から私はかなり柏原刑事に注目。
柏原さんがやさしいことを言うたびに
「あんた、そんなことよく言えるわね!」と思ってましたが、
でも、そのサイトでは、犯人が誰かということだけで
その理由とか状況は書かれていなかったので、
「きっと、いろいろな事情があったのだろう……」と容認。
だから、功一と柏原さんとのツーショットシーンはいっそう深くて。
が、なんだよ、金かよ! しょせん金かよ! そんな理由なの?
功一が「味を盗むために殺されたほうがまだマシ」って言ってたけど
ホントそうだよ。許せん。情状酌量の余地なし。
金持ちからならともかく、あんなに貧乏で苦労している夫婦から
お金を乞うのもどうかしてるし。
しかも、功一に問い詰められてるときとか、
なんかへろへろしてませんでした?
ちょっと笑ったりしてたのも、自嘲なんだろうけどムカついた。
「あんたには生きてもらう。
生きて俺たちの生き方を見ていてもらう。
死ぬよりつらくても、ただ生きてもらう」
って、すごく納得しました。
あそこで自害されたら、残されたほうは後味悪いだけだし、
死んでこの世から解放されようなんて自分勝手すぎ。
自分のしたことを背負って生きるべきです。
それにしても、やはり二宮和也は天才俳優でありました。
「なんでアンタなんだよ!」
「なんで殺した!」
見開いたおめめから、きれいな涙がぽろり。
その流れおちるタイミグがなんともまあ、絶妙。
ニノは泣くシーンのとき、まばたきしないんだよね。
悲しい表情を強調するために顔をゆがめたりもしないの。
たんたんと泣く。だからいっそうリアル。
この人の演技は、舞台じゃなくてスクリーンやテレビで
こまかい表情を見たい感じ。
そんなニノのすばらしい演技力にみとれて、
あの屋上シーンでは泣かなかった私ですが、
「嘘とやさしいレストラン」の文字と要潤君の笑顔を見たとたんに
うわ、きた、と思って。
行成がキャンドルに火をともすところから、涙腺がやばいことに。
シーが、しあわせになっていくのがうれしかったよ。
だって、考えたらシーって、実のお母さんをあんな小さいときに殺されて、
お兄ちゃんたちとも血がつながってなくて、
実のお父さんは自分にはぜんぜんかかわってこないし、
もちろんあんないいおにいちゃんたちに守られて恵まれてるけど、
どこかで「私ってひとりぼっち」って思ってたと思うの。
だから、行成みたいな「王子様」が、ちゃんと迎えにきてくれて、
ありのままの「有明静奈」を丸ごと愛してくれて……って、
ほんとうによかったね、よかったね、って、胸がいっぱいになってしまいました。
「僕も、あなたたちと絆で結ばれていたいんです」
って行成の言葉、すごくよかった。
「あなたと」じゃなくて、「あなたたち」っていうのが。
ああ、これって、こんなステキなラブストーリーでもあったんですね。
宮藤官九郎、エライ!って思いました。
でも、結局サギってナニモノなのかよくわからなかった……
なぜ「アクセル」なのかも。
余談ですが、就職活動にいそしんでいるらしい泰輔が
「バイトじゃないよ、派遣だよ」と言っているのを聞いて、
それまでずっと黙って見ていたうちのだんな君が
「派遣、今やばいよ! タイムリーにやばいよ!」
と、突然叫んでいたのがおかしかったです。
このごろ、解雇ニュースに敏感なので。
コック帽をかぶったニノちゃんが、
「ハヤシライス」と注文されて
「あ~、終わっちゃいましたねぇ」
と答えるシーンでこのドラマはThe end。
ホントに「終わっちゃいましたねぇ」。
おつかれさま、ニノちゃん、出演者・スタッフのみなさん!
楽しい金曜日の夜をどうもありがとう!
それにしても、不憫なのがお母さん(りょう)。
恋人(シーの実父)は無責任だし、
信じてついていこうとした父ちゃんはしょーもないし、
たよりにしていたはずの柏原刑事には刺されるし、
浅はかな視聴者(私)には犯人だと疑われるし。
外見も中身も、あんないい女なのになぁ。不条理だなぁ。
ということで、最後の「今週の名言」は、
私がいちばんほろっときた功一のセリフで締めくくりたいと思います。
私にはこれがせめてもの救いでした。
☆今週の名言☆
「父ちゃん、母ちゃんのこと大好きだったんだぞ」。
by 功一