*嵐妄想小説

*BL小説

*お山妄想

*お話の全てはフィクションです。

 

 

 

 

 (0)prologue

 


俺は、智。笑ううさぎ飛び出すハート
 

中学三年生の15歳。
5歳で、この家(櫻井家)の子になった。

 

一人っ子の翔ちゃんの兄弟にって、父ちゃんと母ちゃんが貰ったんだそうだ。
 

(そんな理由? すげえと思う)汗うさぎ

 

10歳俺より年上の翔ちゃんは、母ちゃんそっくりの美形のイケメンで頭も良くて。
俺にも、いつだって優しい。

 

俺の事も、母ちゃんとおんなじ様にガチで殴って怒る。
俺が、危ない事や、ダメな事ばっかりするからだ。

 

好奇心旺盛な俺は、何でも行動しないと止まれないから。
思った通りにやって見ないと、気が済まないから。

 

たまに、学校でも喧嘩して大怪我しちゃう。

 

「どうして、喧嘩すんのっ!」

 

だって、後輩が虐められてたら、許せないし。

 

「どうして、授業サボるの?」

 

だって、こんな良い天気なんだから、外で遊びたいじゃん。

 

 

 

でも死ぬほど怒った後で、いつも母ちゃんは、ギュッて抱きしめてくれるんだ。

 

「こんなに智くんが、好きな私たちのことを、忘れないで」

 

「……ごめんね、母ちゃん」

 

父ちゃんも言う。

 

「智がしたい様に、生きて良いから。でも、必ず翔が悲しまない様にしてくれ」

 

任せて。飛び出すハート

 

翔ちゃんを悲しませないよ、父ちゃん。

 

 

 

 

……そして、それが父ちゃんと母ちゃんの遺言になってしまった。

 

元気に二人で、出かけたのに。

 

交通事故で、父ちゃんと母ちゃんは、帰らぬ人になったんだ。

 

 

 

翔ちゃんは、泣かずに色んなことを一人で片付けていく。

でも分かる。

物凄く、ショックで悲しんでる。

 

 

でも、俺がいるから。

俺のために、我慢してるんだ。

 

 

……父ちゃん、母ちゃん、翔ちゃんをもう悲しませないから。

 

俺が頑張って働いて、もっと頑張るからねっっ!キラキラ

 

俺の決意を翔ちゃんに話したら。

 

「あり得ねえっ! バカかお前はっ!?」ムカムカ

 

 

高校行かないで、働くって言ったら、ゲンコツが飛んできた。

 

 

 

「だ、だって、俺、勉強嫌いだし……」(涙)泣くうさぎ

 

「好き嫌いは、勉強と進学には関係ねえんだよっ!」(激おこ)

 

「か、金も勿体ないし……」(泣)泣くうさぎ泣

 

「子供が金の心配すんじゃねえ! 俺が稼いでるから良いんだよ!」(爆おこ)

 

俺の決意も、気持ちも通じない。

 

母ちゃん、翔ちゃんは母ちゃんに似たから、すぐ手が出ます。

 

俺が喧嘩したら、怒るくせに。

 

 

 

 

 

 

……俺が翔ちゃんを、好きなことも気付かないくせに。

 

ずっとずっと、片想い。

 

もうずっと、俺は翔ちゃんに恋してるんだ。

 

そして、二人きりの生活が始まった。

 

続く

 

 

私には珍しいSOのお山さん。

懐かしい二人です。

優しい翔くんと可愛い智くん♡